蕁麻疹

2015/08/18

出産後、あちこちに蕁麻疹が…放っておけば治る?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

出産後、あちこちに蕁麻疹が…放っておけば治る?

産後に体質が変わり、今まで出たことのない蕁麻疹が出るようになったという人も少なくありません。このような症状は放っておいても徐々に治っていくものなのか、不安に思っているママからの相談に対して、看護師さんたちは何と答えているでしょうか。

ママからの相談:「産後、急に出てきた蕁麻疹は治りますか?」

今まで出たことがなかった蕁麻疹が、出産後、身体のあちこちに出るようになりました。蕁麻疹が出る場所は顔以外の首や手足、背中など、範囲もバラバラです。すぐに消えるのですが、かゆみが強くつい、かきむしってしまいます。特にお風呂あがりに出ることが多いのですが、ほうれん草を料理していて急に手に蕁麻疹が出てきたこともあります。放っておいても改善されるものでしょうか。(30代・女性)

ホルモンの変化によるもので、徐々に解消される

産後出るようになった蕁麻疹は、ホルモンバランスの変化のため、皮膚のトラブルが起こりやすくなっていることが原因のようです。体調が戻るにつれて解消される場合が多いため、かきむしらないように注意しながら、様子を見るようにというアドバイスでした。

妊娠中、産後はホルモンの変化により、色素沈着や吹き出物、ニキビや、出血しやすい妊娠腫瘍など、皮膚のトラブルが起こりやすくなっています。ほとんどが出産後、体調が戻れば解消されます。(産科看護師)
出来物ができて引っかいてしまうと、傷ができ、感染のリスクが高くなったり、悪化する場合があります。できるだけ自然な状態で様子をみてください。かゆみがある時は、冷たいタオルで押さえるようにしてください。(産科看護師)

蕁麻疹の引き金になる刺激を避けて生活を

皮膚が敏感になっているしばらくの間は、お風呂のお湯の温度や石鹸、肌着、手に触れる食材などに注意し、蕁麻疹が出やすい状況を避けるようにしましょう。

体温が上昇すると、かゆみや蕁麻疹が出やすくなります。お風呂はぬるめのお湯を使うようにしてください。体を洗う石鹸は低刺激のもので、症状が強い時は、石鹸は使用せず、お湯で流すだけでかまいません。ナイロンタオルやスポンジは使用しないでください。肌着は肌触りのいいもの、吸収性に優れたものがいいでしょう。汗をかいたら、こまめに拭きとって、皮膚を清潔にしてください。(産科看護師)
ほうれん草や山芋など、あくの強いものは、かゆみや蕁麻疹を起こしやすいので、触るときは手袋を使用してください。(産科看護師)

産後の蕁麻疹の原因は、ホルモンバランスの変化により皮膚のトラブルが起こりやすくなっていることで、産後時間がたって体調が戻れば自然に解消されることが多いということです。傷になると感染などのリスクがあるため、かきむしらないように、また蕁麻疹を引き起こす刺激を避けるように、注意しながらこの時期を乗り切りましょう。


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