便秘・痔

便秘が続くと痔が痛む…産後1年半だけど徐々によくなる?

出産時に、いきんだために痔になるママも多いようです。日々の育児が忙しく、なかなか受診ができないまま、1年半の時間が過ぎ、今でも痛むことがあるというママからの、自然に改善が望めるかという相談に対し、看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの相談:「産後1年半たっても痛む痔について」

出産で、いきんだときに痔になってしまい、産後数日はトイレに行くたび痛むほどで、便秘になりさらに症状がひどくなる状態でした。その後、育児が忙しくて病院に行くこともできず、市販薬を塗ってなんとかごまかしていました。2カ月ほど経つと、トイレの度に痛くなるということはなくなりましたが、産後1年半経った今も便秘が続くと、たまにひどい痛みがあります。このままにしておいても、時間が経てば改善するのでしょうか。(30代・女性)

悪化すると厄介。受診の検討を

痔にもいろいろな種類があるようです。一度、専門家に診察してもらい、痔の種類や状況を見極めてもらい、それに合った治療を行うことで、これ以上の悪化を防ぐのが賢明かもしれません。

一度、専門の病院で診てもらった方がよいでしょう。痔には種類がありますが、出産時などに一番多いのは、イボ痔とよばれる痔です。いきむことによって、お尻の中の静脈などがふくれあがることによってできてしまいます。悪化することで、脱肛などが起きてしまうこともあるので、注意が必要です。(消化器科看護師)
痔には、内痔核、外痔核、裂肛があります。内痔核は肛門の中にあり、普段は痛みがありませんが、排便の際に外に出て痛みを伴います。外痔核は常に肛門の外にあり、痛みを伴いますが、出血はほとんどありません。裂肛は、いわゆる切れ痔で、排便の際に肛門が切れて出血したり、痛みを伴います。(産科看護師)
受診することで、現在の状況を知ることができますし、自己判断で薬を使用しても効果がない場合があります。病院で薬を処方してもらった方が安心だと思いますので、早めの受診を検討なさってください。 (消化器科看護師)

温める、清潔を保つ、便秘を予防する

日常生活の中で注意すべきことは、温める、清潔を保つ、便秘をしないという3箇条。市販の薬を使ったり、肛門に軟膏を塗って滑りをよくするなど、自分に合った方法を見つけて工夫することも助けになります。

ご自身でできる対策としては、温めること、清潔を保つこと、便秘をしないことの3点です。シャワー派ならお風呂に入った方が痔には効果があります。清潔を保って、刺激をあまり与えないことも大切ですから、ごしごしこするのではなく、泡で優しく洗うようにしましょう。また、便秘は大敵なので、水分や食物繊維を多くとり、便通をよくする努力も必要です。(消化器科看護師)
内痔核や外痔核の場合には、市販の軟膏や座薬でも効果があると思います。排便の時に痛みがあるようでしたら、排便前に肛門に馬油やワセリンを塗っておくと、便の滑りがよくなります。(産科看護師)

産後の痔は、そのままにしておくと悪化することも考えられるため、やはり一度、受診を検討するのがよいようです。また、自分でできる対策として、温める、清潔を保つ、便秘を予防する、の3点を心がけるようにしましょう。


2015/08/19

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