産後頭痛

2015/08/19

産後1年半、頭痛持ちに…市販薬を飲み続けて大丈夫?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

産後1年半、頭痛持ちに…市販薬を飲み続けて大丈夫?

産後、定期的に我慢できないほどの頭痛に悩まされるようになり、市販の頭痛薬に頼るようになってしまったというママから相談が寄せられました。薬を飲み続けているうちに治っていくのか、そして、飲み続けることにリスクはないのかという相談に対し、看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの相談:「産後の頭痛と頭痛薬の服用について」

以前は頭痛で悩むことはほとんどなかったのですが、出産後1年半の間、週に何度か頭痛に悩まされています。耐えられないほどの痛みで、今まで飲んだことのなかった頭痛薬に頼るようになってしまいました。子どもがいるので、なかなか病院に行くこともできず、市販の薬を飲み続けている状況です。このまま市販の薬に頼っていて改善するのでしょうか。また、飲み続けて問題はないのでしょうか。(30代・女性)

疲れやコリによる脳の血流障害など、様々な原因が

産後の頭痛はよくある悩みのようです。子育てによる睡眠不足やストレス、身体のゆがみやコリ、生理前症候群など、様々な原因が考えられます。

産後、頭痛に悩まされるお母さんは多いです。産後の頭痛の原因は、脳の血流障害が多いです。産後、授乳や子育てによって睡眠不足になることが多く、慣れない育児や家事でストレスを抱える方も少なくありません。また、抱っこなどのしすぎで筋肉が凝り固まることも原因の一つです。(健康管理科看護師)
頭痛は生理に関係なく起こりますか?生理前であるのでしたら、生理前症候群と考えられます。生理に関係なく起こるのでしたら、育児による疲れやストレスによって自律神経が乱れていること、出産で歪んだ骨盤が腰椎や精髄を刺激していることなどが考えられます。(産科看護師)

原因の解消に努め、薬が手放せないようなら受診も検討を

原因となっている睡眠不足やストレス、身体のコリやゆがみなどを解消できるよう、周りの人の協力も得て工夫してみましょう。頭痛薬は長期間常用すると身体に負担をかけたり、母乳に影響することもあるため、薬を飲まなければならないような痛みが続くようなら、受診を検討する必要があるかもしれません。

対策としては、一度、ご家族にお子さんを預けて一晩だけでもぐっすりと眠ってみることや、ストレス解消に努めることです。寝不足やストレスなど、脳の血流を悪くするような要因から遠ざけることによってよくなる場合があります。(健康管理科看護師)
まずは、生活のリズムを整え、睡眠をしっかりとるようにしてください。テレビやパソコンの長時間の使用は避けましょう。温めの湯船につかって肩のコリをほぐし、血行をよくしてください。産後に緩んでしまった骨盤の矯正を行ったら、頭痛がよくなったというお母さんもいらっしゃいます。(産科看護師)
痛み止めの薬を飲んでも、痛みの根本的な解決にはなりません。原因がわからないまま市販の薬を飲み続けていても、痛み自体がなくなるわけではありませんし、副作用ばかりが体に出てしまう可能性があります。もしも授乳中でしたら、薬の成分が母乳から赤ちゃんに移行してしまいますから、注意が必要です。また、薬にもよりますが、胃粘膜がただれてしまうものなどもありますから、薬が手放せないような痛みが続いているようなら、まずは頭痛の原因を知るため一度、受診された方がよいでしょう。(健康管理科看護師)

産後の頭痛は、睡眠不足やストレス、身体のゆがみやコリなど、さまざまな原因が考えられます。頭痛薬を常用せずに済むように、まずは生活の中で睡眠不足などを解消できるような工夫をし、もし薬が手放せないようなら受診を検討するのがよいかもしれません。


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