発熱

2014/09/10

「日中は平熱→夜には高熱」の繰り返し。何か病が隠れているのでしょうか?

この記事の監修/執筆

小児科医/女医+(じょいぷらす)大井 美恵子

「日中は平熱→夜には高熱」の繰り返し。何か病が隠れているのでしょうか?

知人のお子さんが、日中は元気に過ごしているのに夜になると決まって高熱が出るという状態が数日続いていたそうです。具合が悪いのなら昼間も発熱するのでは?と思うのですが、このようなことはよくあることなのでしょうか。小児科医の大井先生は何と説明しているのか見てみましょう。

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子どもの発熱についての相談:「朝~夕方は平熱なのに、夜になると高熱が。この状態が数日続くのですが何か病気でしょうか?」

お子さんのお友達についてですが、日中は平熱で元気に過ごしているのに夜になると高熱が出て、また朝には平熱に戻るということが数日続いたようです。このようなことはよくあるのか、それとも何か病気が隠れているのではないかと心配しています。

先日、小学生の息子の同級生が「朝から夕方は平熱で元気だが、夜になると高熱が出て翌朝はまた平熱に戻る」というのを3日間繰り返していました。この時はそのまま治ったそうですが、このような症状の場合、重大な病気が隠れている可能性はありますか。また、こういった症状が出た場合は病院にいった方がよいのでしょうか。その場合は、何科にかかればよいですか。(30代・女性)

感染したウイルスや細菌の勢いが弱いと、夜間だけ発熱することも。病気の診断には詳しい血液検査が必要

感染したウイルスや細菌の勢いが弱い場合、日中は平気なのに夜になると発熱するということがあるようです。病気の有無については熱の出方だけでは判断が難しく、血液検査などをして原因を調べた上で正しい診断が下されます。

1日の体温の高低差が1℃以上で、高熱と平熱が交互に現れる熱のことを「間欠熱」といいますが、お子さんのお友達の場合、この間欠熱に分類されるようです。疑われる疾患としては、敗血症・腎盂腎炎・肝膿瘍・胆嚢炎・横隔膜下膿瘍・気管支肺炎・ウイルス感染・腹膜炎・腫瘍性疾患・膠原病などが挙げられますが、その他の症状の有無や採血などの検査も行わなければ判断し難いので、一度小児科を受診してみてはどうでしょうか。
ウイルスや菌の勢いが強い時には昼夜を問わず熱がでますが、少し勢いが治まると夜にだけ熱を出しやすいことがあります。これは疲れや、朝と夜では交感神経・副交感神経のスイッチが変わることが関与しているのではないかといわれており、疑いのある病気の確定には必ず採血やその他の検査が必要となります。診察は小児科で大丈夫ですので「いつごろ、こんな熱が出ました」と医師に説明し、その他の科へ受診が必要な場合は小児科から紹介してくれます。

夜間に発熱した時は、翌日元気でも少し様子をみましょう

夜に高熱が出て心配したけど、翌朝にはケロッとしているというのは子どもにはよくあることかもしれません。しかし発熱したのであれば、身体が疲れている・少し調子が悪いなど何か原因があるはずです。熱を出した翌日は、普段よりも少し静かに過ごすようにするなどして、お子さんの様子を見てあげてください。

夜間発熱の場合は次の日の過ごし方も少し考えてみましょう。夜間に熱が出た場合は、次の日の朝熱が引いていても感染や体力温存または回復のために、少しだけ安静をお勧めします。子供は元気にしていても、また夜間の熱を繰り返すかもしれません。お部屋の中で過ごす・外出を控える・暴れさせないなど、ベッドに横になる必要まではありませんが、普段よりも静かに過ごしたほうがいいですね。

夜間のみの発熱であってもやはり心配ですよね。平熱と高熱を昼夜繰り返すことについては、また同じようなことがあれば一度小児科を受診したほうがいいかもしれません。夜間に発熱した翌日は、お子さんの熱が平熱に戻っていても普段よりも静かに過ごし、体調に変化がないか観察してあげて下さいね。


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