ダイエット

2014/09/14

ダイエット中でおかずばかり食べ、ご飯をほとんど食べないけど大丈夫?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

ダイエット中でおかずばかり食べ、ご飯をほとんど食べないけど大丈夫?

高校生の娘さんがダイエット中で、ご飯をお茶碗に半分も食べないので心配だという相談をいただきました。年頃になると、傍から見ると十分に細いのに「痩せなくちゃ!」と言ってダイエットをしている女性を多く見かけます。相談者の娘さんの場合、おかずは普通に食べているようですがご飯の量が極端に少ないので、何か健康に影響が出ないかとお母様は心配しており、また側弯症の疑いがあると学校の健診で言われ、ダイエットと関係あるのでは?と思っているようです。 思春期のダイエットについて、医療やヘルスケアの専門家が回答するQ&Aサイト「なるカラ」で、看護師さんたちに意見を聞いてみました。

娘さんのダイエットについての相談:「娘がダイエットをしていてご飯を減らしますが、健康に害がないか心配です」

高校1年生の娘さんですが、ダイエットのためご飯の量を減らしているようです。おかずは普通に食べているものの、ご飯も必要なのではとお母様は思っていて、このままでは健康に良くないだろうと心配しています。育ち盛りの時期ですので、無理なダイエットは骨の成長にも影響が出るからと言っても、娘さんは聞いてくれないようです。

高校1年の娘が、体重が増えるのを気にしてご飯の量を減らします。中肉中背、どちらかというとスリムな方だと思うのですが、45㎏くらいをキープしたいのでしょう、おかず類は普通に食べていますが、ご飯はお茶碗に半分以下しか食べません。無理なダイエットは骨の成長にも悪いからよくないというのですが、あまり聞いてくれません。ご飯の減らしすぎで支障が出るようなことはないのでしょうか?また学校の検査で側弯症の疑いがあると言われましたが、ご飯を減らしていることと関係があるのでしょうか?(40代・女性)

ダイエットと側弯症とは無関係!おかずは食べているので、今は少し様子をみてもいいでしょう

おかず類はしっかり食べているようなので、今のところご飯についてはそれ程心配しなくても、パンや麺類で代用できるので大丈夫。また食べ物と側弯症については特に関係性はないと看護師さんたちも言っています。しばらくはこのまま娘さんのダイエットを見守ってあげましょう。

一般的におかず類を食べれば栄養をとることができるといわれていますので、ご飯を少量とおかず類は普通に食べているのであれば問題ないでしょう。側弯症の発症は原因不明が多いですが、食事は関係ありません。今は側弯症の経過をみながら娘さんを温かく見守ってあげるのがいいでしょう。(内科看護師)
無理なダイエットでなければ、先ずは見守りでよいと思われます。炭水化物はご飯だけではなく様々な食品、たとえばコーンフレーク・白玉・そうめん・パスタ・パン・ホットケーキ・うどん・イモ類・豆類・甘いお菓子などがあります。おかずをきちんと食べて下さるなら、お芋などの炭水化物をより多く取り入れてもいいですね。(看護師)
思春期ですから体型が気になるのは健康的な部分ですし、無理なダイエットでなければ様子をみていいと思います。でももし、娘さんが何らかの悩みを抱えていたり自分の身体にコンプレックスがあれば、お母さんに対するSOSの可能性もありますから、娘さんからのメッセージを見逃さないようにしてあげて下さいね。(婦人科看護師)
今は他の食べ物でも栄養補給はできますし、側弯症に食事は関係ないでしょう。骨が気になるようでしたら、乳製品や魚などカルシウムの多い食品を取り入れてみてはいかがでしょうか?(看護師)

思春期の過度なダイエットが、将来自分の子供を生活習慣病にする!?

年頃の健康な女の子なら、誰でも一度はダイエットに興味を持つかもしれません。しかしあまりにも過度なダイエットは、将来自分の子供が生活習慣病になりやすいと、最近の研究でわかってきました。適度なダイエットなら問題ないですが、極端な食事制限は避け、身体を動かしてカロリーを消費するダイエット方法がお勧めです。

最近の研究で、過度なダイエットは将来の妊娠に影響があることが分かって来ました。母体の成長期の飢餓状態の経験が胎児自体に影響を与え、その胎児が将来生活習慣病になる確率が高くなるというのです。くだけていいますと、お母さんが成長期の段階で、少しの栄養で発育してしまうと「燃費のいい身体」になってしまい、それが胎児にも受け継がれ、低燃費のベビーは普通量の食事でも栄養過多になってしまうということです。(内科看護師)
身長と体重から導き出すBMIでいうと標準がBMI22と言われており、BMI18を切ると分類としては痩せすぎですから、低栄養状態で貧血・免疫力低下・月経不順などが起きてきます。例えば娘さんの身長が160cmなら、1.6×1.6×BMI=体重となるため、体重45KgならすでにBMI18を切っています。それでも体重をキープしたいということなら、食事は摂って身体を動かすような方法をお勧めします。(看護師)

女の子ならほとんどの人が、一度くらいはダイエットを経験するのではないでしょうか。あまり心配しすぎず、ご飯の代わりになる炭水化物を含むものをおかずに取り入れて、このまま様子を見てみましょう。日本の若い女性は痩せてはいるのですが、現代の便利な生活から筋肉量が少なく、姿勢が悪かったりお腹だけ出ている子が多いようです。これではいくら痩せていても魅力的とはいえないですよね。お子さんにとって必要なのは、しっかり食べ身体を十分に動かして、健康的に痩せられるようなお母様のサポートなのではないでしょうか。


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