食物アレルギー

なぜ起こる?子どもの食物アレルギーの原因と症状、予防策について

2013年の文部科学省の調査で、2013年と9年前の2004年では公立の小中高の児童による食物アレルギー保持者は1.7倍に上るとの結果が報告されました。ファーストフードなど食生活の変化などにより、誰でも食物アレルギーを発症する恐れがあるということです。具体的な症状と改善法についてみていきましょう。

本当に知っていますか?食物アレルギーのこと

食物アレルギーとは、ある特定の食べ物を食べることによって、アレルギー症状を引き起こすことです。症状はじんましんや嘔吐、呼吸困難などとしてあらわれます。中にはアナフィラキシーショックと言い、意識がなくなったり、気道の粘膜がアレルギー反応で腫れることによる呼吸困難で命を落とす危険もあるショック症状が出る場合もあります。

2011年の厚生労働省の調べによると、アレルギー保持者の保育園児は全体の4.9%、小学生では2.8%と、子どもが幼いほど症状が現れやすいということが分かっています。特定のものを食べてから、だいたい2時間以内に症状が現れるため、注意が必要です。

なぜ起こる?食物アレルギーのメカニズム

食物アレルギーは起こる原因は、食べ物の中のタンパク質が十分に分解されず、大きい分子のまま吸収してしまうためです。通常はアレルギー反応を起こさずに吸収されるのですが、食物アレルギーがある場合は、アレルギー反応として体に症状が出てしまいます。

乳幼児などに食物アレルギーが多いのは、食物を分解するための消化器官がまだ完全ではないためです。

どんなものが食物アレルギーを引き起こす?

子どもの食物アレルギーの中でも多いのが、卵や牛乳、小麦だと言われています。乳幼児の場合は、牛乳だけでなく粉ミルクでもアレルギー症状が現れることがあります。乳児期から子どもの体の変化に敏感になっておくことが大切です。
また、大人に比べて野菜や果物、そばや魚類、ピーナッツでも食物アレルギーを引き起こすことがあります。特に、卵や牛乳、小麦に加え、そばや魚類、ピーナッツは命に関わるアナフィラキシーショックを引き起こしやすいので注意が必要です。

多くは年齢と共に改善する

食物アレルギーの中でも多い、卵や牛乳、小麦に対してアレルギー反応を起こす場合は、6歳までにだいたい80%は克服できると言われています。

食物アレルギーと向き合うには、アレルギーの原因になる食物の摂取を遅らせるなどの食事療法が改善策として挙げられます。アレルギー反応を起こした場合は症状により、抗ヒスタミン薬や気管支拡張薬などが処方されることとなります。

今からできる食物アレルギー予防策

食物アレルギーを完全に防ぐことはできなくても、予防策を練ることでリスクを下げることができます。特に発症しやすい乳幼児期は、同じ食品を連続して与えない、アレルギーのもとになるような食品を過剰に与えないことが対策として挙げられます。

子どもが幼い時から、充分に気をつけてあげることが大切ですが、それでも食物アレルギーになってしまうこともあります。アレルギーを起こした食品は与えずに、医療機関を受診し指示をあおぐようにしましょう。


2015/08/26

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