便秘

授乳中の便秘、その原因と対策を教えます!

赤ちゃんのお世話は休みがなく大変。授乳に寝かしつけにおむつの交換などで1日があっという間に過ぎてしまい、気がつけば自分は食事もろくに食べていない、なんてこともしょっちゅうですよね。子育てのストレスや十分な食事・水分を摂る余裕もなく、気がつけば便秘気味になってしまったというママもいるのではないでしょうか。、医療やヘルスケアの専門家が回答するQ&Aサイト「なるカラ」で、授乳中の便秘対策について看護師さんたちに尋ねてみました。

便秘に悩むママからの相談:「授乳をしてから便が硬くなり困っています。良い食べ物や改善策は?」

赤ちゃんに授乳を始めてから、便が硬くなり排便の際に肛門が切れてしまうことも。ヨーグルトなどを食べるようにしてもなかなか効果がないようですが、授乳中の便秘解消にはどのようなことに注意すればいいのでしょうか?

赤ちゃんに母乳をあげるようになってから、便がかなり硬くなっています。毎日排便はあるものの、硬い便のため肛門が切れてしまいます。ヨーグルトやごぼうをとるようにしていますが、イマイチ効果が現れません。食物繊維を含んだ食材をどれくらい摂れば便が柔らかくなるのか教えていただけませんか?調べても、100gあたり○gとしか記入されておらず、100gがどれくらいかもわかりませんし、どのくらい摂取すればいいかもわかりません。不溶性、水溶性の食物繊維をとる割合も知りたいです。(20代・女性)

授乳中は十分な水分が必要。こまめに水分摂取できる工夫をしてみて!

赤ちゃんのために作られる母乳でかなりの水分が奪われるため、ママは普段以上に多く水分を摂るように意識しなければなりません。また子供の世話で忙しい時でも、便意を感じたら決して我慢せずに、すぐにトイレに行くということも大切だと看護師さんは言っています。

授乳するようになってから便が固くなったのであれば、水分が足りないのでしょう。もともと授乳していない人でも、1日に2リットルは水分を摂取するように勧められています。授乳中の妊婦であれば、さらにそれ以上の3リットルは水分をとらなくてはなりません。それは、1リットル分は母乳として赤ちゃんがおっぱいを飲むからです。(小児科看護師)
便意があっても、子供が泣いていたりするとタイミングを逃しゆっくりトイレに行けないこともあるのでは? 便意は敏感でちょっとしたことで左右されます。子供が寝ているすきに……そんなにうまくはいきません。もし便意を感じたら我慢せず、できるだけすぐにトイレに行ってくださいね。(産科看護師)
赤ちゃんのお世話で忙しく、気がつけばあまり水分を口にしていないことも多いでしょう。こまめに水分を摂る方法として、起きたらコップに水を入れておくという方法を試してみませんか? 起きたらコップに水を入れ、コップを目にした時に飲む。飲んだらまたコップに水を入れておく、の繰り返しです。また、ご飯を柔らかめに炊いたり、みそ汁等のスープ類を多く摂るなど、食事に含まれる水分量を増やすこともお勧めです。(産科看護師)
母乳で水分がかなり取られますし、赤ちゃんを抱っこすると汗をかきますので、子育て中のママはかなりの水分を摂取しなければなりません。1日2リットル以上飲んでもいいでしょう。便が硬いのは水分不足もありますが、ホルモンバランスで硬くなったりもしますし、妊娠により腹筋が弱っているのも原因になります。(看護師)

食物繊維は水溶性のものがオススメ!ヨーグルトや果物を積極的に食べるようにしましょう

便秘に効く食材と言えば食物繊維を多く含んだものですが、食物繊維には水溶性と不溶性があり、水溶性食物繊維は便を程よい硬さにしてくれるためお勧めです。

食物繊維についてですが、ゴボウなどは余計に便を詰まらせることもあります。水溶性の食物繊維(納豆や海藻、ヨーグルトなど)を重点的に取り入れてみてはいかがでしょうか。(看護師)
積極的に食物繊維をとることはいいことですし、果物やヨーグルトも便秘にはいいです。授乳中はなにかと栄養が不足するので、野菜や乳製品、タンパク質も合わせて摂るといいですよ!(産科看護師)

ストレスで毎日緊張状態にあると便秘になりがち。身体を動かすなどして気分転換を

特に子供が小さい間の子育ては、毎日が緊張の連続です。子供の一挙手一投足に気を遣って、知らぬ間に相当なストレスが溜まっていることも。過度なストレスは自律神経の乱れにつながり、便秘になってしまうこともありますので、身体を動かすなどして上手にリフレッシュさせることも大切です。

赤ちゃんをお世話しながらの生活は「起こさないように……」「早く寝かしつけないと」など、1日中気を遣って過ごしていますよね。授乳だけでも肩が凝って大変なのに、常に様子を伺ってストレスフルです。その為に自律神経のバランスが崩れて便が硬いのかもしれません。ストレス発散には身体を動かすのがお勧めです。家事をしながらつま先立ちで踵の上下運動・ラジオ体操・ヨガなどもお勧めです。産後低下した腹筋や骨盤底筋の強化にもつながりリラックス効果も得られます。赤ちゃんの運動も兼ねて、午前中やお昼寝後の涼しい時間帯に散歩に出たりするのも良いですね。(産科看護師)

ママの身体は授乳中、思っている以上に水分を必要としているため、こまめに水分を摂る必要があるのですね。後はストレスを溜めないように、心身ともにリフレッシュできる軽い運動を取り入れて、食物繊維の摂取はこのまま続けたいですね。それでも固い便が改善されないようなら、便を柔らかくする薬や肛門が切れた時の塗り薬を処方してもらうこともできますので、一度病院を受診してみてみるのもよいかもしれません。


2014/09/18

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