水いぼ

治療する?治るまで待つ?「水いぼ」の原因と3つの対処法

幼稚園や保育園といった集団生活が始まると、必ずぶつかるのが「水いぼ」の問題。皮膚の接触が多い子どもたちの間では、定期的に水いぼが大流行するのです。特に夏場になると、プールに入るか入らないかで揉め事になるケースも。そんな「水いぼ」について、原因と対処法をお伝えします。

水いぼの原因はウイルス

水いぼの原因は「伝染性軟属腫ウイルス(ポックスウイルス)」という、ウイルスです。中に白い芯のようなウイルスの塊が入っていて、通常のいぼよりも柔らかいため、水いぼと呼ばれています。ぷつぷつとした5ミリほどの小さないぼが、体のあちこちに、次から次へとできては治っていくのが特徴です。感染経路は「接触」。水を介して広がるわけではないので、通常はプールやお風呂に入っても問題ありませんが、プールの中で皮膚同士が接触することによって感染することがあります。また、ビート板やタオルにウイルスが付着し、感染することも考えられるので、園や学校では、プールを禁止しているところもあるようです。3歳~10歳の子どもがかかりやすいと言われていますが、子どもから親にうつることもあります。

対処法1. 温存療法

水いぼの治療方針は、病院によっても、ママ、パパの考え方によっても様々です。水いぼは、痒みもほとんどなく、気にならなければ特に治療することはありません。1~2年もすれば、体の中に抗体ができ、自然に治癒してしまいます。ちょっと根気が必要ですが、気長に待ちましょう。一度かかってしまえば、2度かかることはないと考えられています。

対処法2. 痛みを伴う荒治療

放っておけば、治ってしまう水いぼ。しかし見た目が悪く、周りの目を気にするママ、パパもいますし、自然治癒するとはいえ治るまでに長期間かかるためにピンセットで摘み取るようにとってしまうという治療方針の先生もいます。ピンセットは先が尖ったものではなく、丸いリング状になっている特殊なものを使います。麻酔はかけずに行うので、かなり痛みを伴い、トラウマになってしまう子もいるようです。

対処法3. 痛くない治療法

痛い治療は可哀想。でも、できるだけ早く治してあげたいと思うのが親心です。効果としては緩やかですが、痛くない対処療法があります。水いぼだけでなく、いぼ全体に効くと言われていて、民間療法に近い感じです。

まずは塗り薬。イソジンと言えばうがい薬で有名ですが、水いぼには「イソジン傷薬」を使います。軟膏タイプより、液体タイプの方が効き目があるようです。これを水いぼに毎日塗っていると、早い人では1週間ほどで効果が現れます。だんだんと中の芯が浮き出てくるので、ニキビの芯を出す要領でプチュっと出してしまいましょう。少し血が出るかもしれませんが、大丈夫。そのあとはかさぶたになって、きれいに治ってしまいます。病院で処方される「紫曇膏(しうんこう)」という漢方の軟膏も、同様の効き目があります。塗り薬ではないですが、木酢液のお風呂に入れるのも良い方法です。

そして併用したいのは飲み薬。昔からいぼに効くといわれている「ハトムギ」から作られる「ヨクイニン」という漢方薬があります。しかし漢方薬には独特のにおいや味があり、お子さんには飲みにくかもしれません。代わりに「ハトムギ茶」を飲ませてもよいですね。


2015/08/25

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事