マタハラ

女性上司からのマタハラ・・・ストレスは胎児に悪影響?

近頃よく耳にするマタハラという言葉、妊娠をきっかけに職場などで理由のない嫌がらせを受けることをいいます。妊娠4カ月の相談者の方は、上司からのマタハラのせいで退職を考える程悩んでいますが、医師や看護師さんたちのアドバイスとは。

マタハラについての相談:「上司からのマタハラ。ストレスで胎児へ悪影響が出ないか不安です」

現在、妊娠4カ月です。産休に入るまでは仕事を続けるつもりですが、会社の女性上司にマタハラを受けていて、お休みするか退職するか悩んでいます。会社に行くと上司の心無い発言に気分が落ち込み、産休・育休後も時短などで働くことに不安しかありません。こんな不安な気持ちでいると、お腹の子どもに何かよくない影響が出てしまうのでしょうか。元々ストレスをためがちな性格なので心配です。(20代・女性)

4人に1人がマタハラ被害者とも

妊娠をきっかけにマタハラを受ける妊婦さんは4人に1人ともいわれており、退職を考えるほど追い込むのは、明らかにマタハラだといえるようです。

退職しないといけないような雰囲気になり、自分から退職する、正社員からパートに降格するなどは本来なら法律違反ですが、社会的な認知はまだ十分ではなく、女性の泣き寝入りが多いため露見していないようです。しかし2014年に日本労働組合総連合会が発表した調査では、26.3%(約4人に1人)がマタハラ被害を受けたと報告しています。(内科医師)
本来は周りに守られて無事に出産を迎えるのが当たり前ですが、最近はマタハラに悩まされる妊婦さんも大勢います。つわりで体調が悪いのに理解してもらえず、妊婦だから過激な仕事を避けようとすると甘えている、「楽をしている」など心無い中傷を受けることも少なくありません。(産科看護師)
マタハラは「マタニティハラスメント」の略で、働く女性が妊娠をきっかけに職場で精神的・肉体的な嫌がらせを受けたりすることです。休むか退職を考えるほど悩ませるのは、明らかにマタハラだといえます。(内科医師)

ストレスが流産・早産の原因になることも

妊娠中のストレスは母体や胎児に悪い影響を与え、流産・早産の原因になります。ストレスがひどいなら少し休んで様子を見るか、場合によっては退職も視野に入れてはどうかと看護師さんや医師は説明しています。

ママのストレスは、赤ちゃんの成長や情緒に影響します。無理をしたために流産・早産しても職場の人が責任をとってくれるとは思いませんし、かけがえのない命を失くしてしまっては取り返しがつきません。個人的な意見ですが、ストレスになるような職場での勤務は避けた方がよいですし、経済的に問題がなければ退職して出産・育児に専念するのもよいのではないでしょうか。(産科看護師)
妊娠中のマタハラは大きな負担とストレスを与え、流産・早産の危険性もあるため深刻だとして対策が急がれています。相談者様は何も悪いことをしていないので、本当は何も気にすることはないのです。会社に相談できる窓口などはないでしょうか?あまりにストレスが大きい場合、退職はせず、まずお休みして気持ちが落ち着くかどうか様子を見るのもよいでしょう。(内科医師)

マタハラは許されないことですが、近年被害者は4人に1人ともいわれ、状況は深刻なようです。可能であれば少し休みをとって、気持ちを落ち着かせてから考えてみてはいかがでしょうか。


2015/09/02

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