女性の病気

2015/08/30

乳がん発症リスクが高まるのは初経年齢が早い?それとも遅い?

この記事の監修/執筆

Navigene編集部

乳がん発症リスクが高まるのは初経年齢が早い?それとも遅い?

初経年齢と乳がんは関連があると言われていますが、実際にはどうなのでしょうか。初経年齢が早いほうが危険なのでしょうか?それとも遅いほうが危険なのでしょうか?また、どうして初経年齢と乳がんとが関係があるのでしょうか。

初経年齢が早いと乳がんリスクが高い

1970年代以降、初経年齢や閉経年齢と、乳がんの発症との関連についての多数の研究報告がされており、そのなかで、「初経年齢が早い人ほど、乳がんになりやすく、遅い人ほどなりにくい」と言われています。

そのほかにも、出産経験のない、または初産年齢が遅い方、閉経年齢が遅かった方なども、乳がんになりやすいと言われていますが、日本人を対象とした研究では一致した結果が得られているわけではありません。

女性ホルモンが原因か

乳がんの発生には、女性ホルモンであるエストロゲンが大きく影響しています。

エストロゲンは、女性の体を作るための重要な働きをしているホルモンですが、乳がんは、このホルモンの影響を受けて増殖します。

閉経後は分泌されなくなるのですが、それまでの期間は常に分泌されていますから、その期間が長いほど、乳がんのリスクが高まるのです。

初経年齢が早いことや閉経年齢が遅いことが、乳がん発症に関係していると言われるのはそのためです。

また、妊娠期間中や授乳期には分泌が止まるので、それだけリスクが減ることになります。

閉経後はエストロゲンの分泌が止まりますが、肥満になると脂肪組織からアロマターゼという酵素が分泌され、副腎皮質から分泌される男性ホルモン(アンドロゲン)からエストロゲンを合成しますから、閉経後の肥満もリスクの一つとなります。

初経が遅かったり閉経が早かったからといって、乳がんにならないということではありませんし、初経が早かったり閉経が遅かったからといって,必ず乳がんになるというわけでもありません。

あくまでそういう傾向があるということですが、もし初経が早かった場合は、より注意する必要があるかもしれません。早期発見のために、しっかりと検診を受けましょう。


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