事前診察

熱は下がったけど鼻水が・・・予防接種は見合わせるべき?

小さい子どもは予防接種を受ける予定が多いですが、いつも体調が万全とは限りません。風邪をひいて鼻水が長引いているが、予防接種は受けてもよいのか悩むママに、医師や看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの相談:「鼻水が治らないが、予防接種は受けることができる?」

1歳の娘が3日前に38℃の熱を出し、くしゃみ鼻水があります。熱は1日で下がり、その後はずっと平熱なのですが、まだ鼻水が続いており都度、鼻水を吸引しています。風邪をひく前にヒブと肺炎球菌の予防接種を病院に予約しました。熱があればすぐにでもキャンセルするのですが、鼻水だけだと予防接種してよいものか悩んでいます。(30代・女性)

判断に困るときは医師に相談

体調がよいことが一番ですが、子どもはよく風邪を引きますし、予防接種の際に体調が万全でないこともあるかもしれません。不安があるときは事前に相談して、接種するかどうか医師の判断を仰ぐとよいでしょう。

予防接種を受けられないのは37.5℃以上の発熱があるとき、急性の疾患にかかっているとき、医師ができないと判断したときです。医師に相談が必要なのは、以前の予防接種で異常があった、アレルギー体質がある、痙攣(けいれん)を起こしたことがある、風邪で咳や鼻水が持続している、他の予防接種との間隔が短いときなどがあります。(産科看護師)
子どもはよく風邪をひきますし、保育園に預けている場合は鼻水や咳がないときの方が珍しいかもしれません。本来ならば体調がよいときに予防接種をするにこしたことはないですが、あまり体調にこだわっていると、ずっと予防接種を受けられなくなってしまう可能性もあります。(内科医師)
元気であることが前提なので、判断に困るときは事前に医師に相談するようにし、予防接種を受けた後は副作用が起きやすいので、少なくても24時間は注意して観察してください。小学校に上がる前に受けた方がよい予防接種がたくさんあるので、無理のない範囲で受けられるものは、なるべく受けるようにしてください。(産科看護師)

受けるワクチンの種類によっても変わってくる

ワクチンには不活化ワクチンと生ワクチンの2種類があり、体調が万全でない場合はワクチンの種類によって接種を見合わせた方がよいこともあるようです。

医学的には多少体調が悪くても、予防接種を受けたことでさらに体調が悪化したり副作用が出ることは滅多にありません。予防接種でまれに起こる重篤な副作用は、体調の良い悪いに関係ないことが多いです。しかし医療に「絶対」はないため、手放しで大丈夫とはいわない傾向にありますし、もし何かあったときに「受けなければよかった」と後悔すると思うので、医師とよく相談してから決めた方がよいでしょう。(内科医師)
予防接種と体調の関係は、ワクチンの種類によっても多少違います。不活化ワクチンは体調にはあまり影響されませんが、生ワクチンはウイルスや細菌を弱毒化したもので実際に軽く感染した状態になるので、できれば体調のよいときに接種するのが好ましいでしょう。(内科医師)

お子さんの予防接種、なかなか予定通りに受けられないこともあるかと思います。ワクチンの種類によっても接種可能かどうか変わってくるようなので、迷ったときは医師に相談してみてください。


2015/09/04

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