新生児黄疸

2015/09/05

退院後にも新生児黄疸が・・・健診待たずに受診すべき?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

退院後にも新生児黄疸が・・・健診待たずに受診すべき?

生まれて間もない赤ちゃんによくある症状の1つに「新生児黄疸」があります。珍しいことではないようですが、時には治療が必要になる場合も。産後退院してからも症状が出ているようだと心配するママに、医師や看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの相談:「産院を退院後また黄疸が出ているようだが、すぐ受診すべき?」

生後4日の男児が新生児黄疸と診断され、光線治療を受けました。新生児黄疸という言葉も初めて聞き、産まれたばかりの我が子が目隠しをされ緑色のライトの中で泣いている姿を見て、とても不安になりました。幸い1日の治療でよくなりましたが、退院後に再び身体や白目が黄色くなってきている気がしますが、健診を待たずに受診すべきでしょうか。完全母乳で育てており、おしっこは出ていますが便はまだありません。 (20代・女性)

新生児黄疸はなぜ起こる?

新生児黄疸は、ほとんどの赤ちゃんにみられる症状のようです。赤血球が分解されるときに黄色い色素を持ったビリルビンという成分が発生することにより、皮膚や白目などが黄色くなってしまいます。

新生児黄疸は、生後3日目ぐらいの赤ちゃんのほとんどに現れます。生まれたての赤ちゃんの血液には赤血球が多く含まれており、赤血球が分解されるときに血液内のビリルビンが増加しますが、ビリルビンは黄色い色素を持っているため、眼球や皮膚の色が黄色くなります。(産科看護師)
ビリルビンは血液の赤血球が分解されて発生し、普通は肝臓で処理されるので過剰に増えることはありません。しかし新生児の血液には赤血球が多く含まれており、新生児期は肝臓の働きが十分ではないので大量のビリルビンを処理しきれず、新生児黄疸という生理現象が現れます。(内科医師)

たいていの場合、約2~3週間で自然に消える

多くの赤ちゃんにみられる新生児黄疸は、約2~3週間で自然と消えることが多いのですが、完全母乳で赤ちゃんを育てている場合は黄疸が長引く傾向にあるようです。

新生児横断のほとんどは生後2週間程度で自然消失しますが、なかなか黄疸が消えない場合や強くなる場合は、まず光治療が行われます。特殊な光をあてることで血中のビリルビンを減らす効果がありますが、自宅でも蛍光灯にあてたり積極的な日光浴することは、生まれたてのデリケートな肌を傷つけることがあるので、家では明るい部屋で過ごす程度でよいでしょう。(産科看護師)
新生児黄疸は生理現象で新生児の約90%に現れるようですが、ビリルビンの数値が異常に高い場合、脳神経細胞に影響を与えることがあるので光線治療を行います。脳性マヒが残ってしまうことがあるので、早めに治療をするのはよいことです。生後2~3週間で徐々によくなりますが、1カ月検診まで様子を見て黄疸があるようなら医師に相談しましょう。(内科医師)
完全母乳の子は黄疸が長引くので、黄疸以外に変わった症状がなければ、しばらく様子をみてよいでしょう。ミルクに変えるかどうかは、赤ちゃんの状態をみて医師と相談してください。(産科看護師)

新生児黄疸は珍しいことではなく、多くの赤ちゃんに現れる症状のようです。母乳で育つ赤ちゃんの場合は黄疸が長引くこともあるようですが、他にも心配な症状があれば1カ月健診を待たずに医師に相談してみるのもよいでしょう。


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