B型肝炎

3歳で未接種のB型肝炎予防接種、これから受けるべき?

赤ちゃんが生まれると次々と予防接種を受ける必要があり、定期接種の他に任意のものを含めるとその数はかなりのものです。相談者の方のお子さんは現在3歳。B型肝炎の予防接種を受けるにはもう遅いのかという質問に、医師や看護師さんたちが回答しています。

ママからの相談:「3歳ですが、B型肝炎の予防接種がまだ。今からでは遅い?」

1カ月前に2人目女子を出産しました。産後の入院中に任意ですが医者にすすめられ、B型肝炎予防接種を受けました。ただ別の病院で出産した1人目はB型肝炎の予防接種はすすめられず、未接種のまま3歳になってしまいましたが、今からでは遅いのでしょうか。もう保育園には行っており、集団生活はしています。また家族や親戚にB型肝炎の者はいません。(30代・女性)

B型肝炎の予防接種はいつでも可能

B型肝炎ワクチンはいつでも接種可能ですが、年齢が若い方が免疫を獲得しやすいため早めに接種するとよいようです。

B型肝炎ワクチンは、現在は任意接種ですが数年後には日本でも定期接種になる予定で、何歳でも受けることができます。小児期の感染者は毎年500人前後いるといわれ、感染経路が不明なうちに感染することも少なくありません。(内科医師)
思春期以降のパートナーからの感染が急増しており、WHO(世界保健機構)では乳児が接種漏れになった場合は、遅くとも思春期には接種を完了するように推奨しています。できるだけ早期にワクチンを接種した方がそれだけ早く免疫を獲得できますので、B型肝炎に感染することを予防するために、できるだけ早めに受けさせてあげてください。(内科医師)

予防接種の種類と接種時期

多くの種類がある予防接種ですが、定期接種と任意接種の接種可能時期について、看護師さんからアドバイスをいただきました。

予防接種には多くの種類があり混乱しますが、いつ受けさせるかでなく、受けられる年齢になったら早めに行うことが望ましいです。麻疹風疹、流行性耳下腺炎などは生ワクチンなので次の予防接種までに4週間をあける必要があります。Hib・肺炎球菌、混合ワクチンは不活化ワクチンなので1週間あければ次のワクチンができるため、不活化ワクチンを先に接種する方が予定を立てやすいです。(産科看護師)
・1歳前から接種する定期接種
Hib・肺炎球菌(2カ月~5歳未満)
四種混合(3カ月~1歳で3回接種。追加で3回目接種から1~1年6カ月後)
BCG(生後1歳未満まで)

・1歳すぎに接種する定期接種
麻疹・風疹(1期は1歳になってすぐ。2期は5歳以上7歳未満)
水泡(1歳になってすぐ。追加は1回目から6カ月~1年後)
日本脳炎(1期初回3~4歳で2回接種。追加で2回目から1年後)
2種混合(小学6年生)
子宮頸がん(中学1年生~高校1年生女子) (産科看護師)
任意接種は自己負担金がかかるため接種されないケースも多いですが、疾患によっては重症になることもあるので、家族に感染者がいなくても予防のために接種しておけば安心です。MRワクチンについては1歳と小学校入学前の2回接種になり、対象期間であれば無料で受けられます。詳しいことは自治体のホームページを参照するか、保健師に問い合わせてください。(産科看護師)

何から受ければよいか迷ってしまいますが、接種可能な時期が来たらすぐに受けると良いようです。B型肝炎ワクチンの接種については、今からでも遅いことはないので、早めに接種するとよいでしょう。


2015/09/07

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