乳腺炎

2015/09/08

断乳後、絞り残しが原因で乳腺炎になる可能性は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

断乳後、絞り残しが原因で乳腺炎になる可能性は?

卒乳や断乳をした後は、乳腺炎を防ぐために、お乳に残った母乳を出すなどおっぱいのケアが必要です。助産院などでもおっぱいケアはしてくれるようですが、自己流でケアする場合の注意点について、医師や看護師さんたちからのアドバイスです。

ママからの相談:「断乳後、おっぱいケアは自己流で大丈夫?」

10カ月の子どもがおり、1日2回まで授乳回数が減ったので断乳して現在、1週間が経ちました。断乳後のおっぱいケアは自己流ですが圧を抜く程度しか搾乳はせず、1週間経ち張りも落ち着いてきました。自分で絞って一応しこりはないのですが、もし絞り残しがあれば次の子どもの授乳時母乳が出にくかったり、乳腺炎になりやすいなどはあるのでしょうか。今からでも助産院に行き、絞ってもらった方がよいのか迷っています。(20代・女性)

絞り残しは乳腺炎の原因となることも

古い母乳が残ったままだと、乳腺が詰まって乳腺炎を起こすこともあります。しかし、残った母乳のほとんどは自然と体内に吸収されますし、しこりや張りがないようなら大丈夫ではないでしょうか。

搾り残しがあると乳腺が詰まったり炎症を起こすこともありますが、しこりや張りがないなら大丈夫でしょう。最終的に、搾ったときに白い母乳ではなく透明な汁が出てくるようになれば、断乳完了の目安になります。(内科医師)
卒乳後におっぱいが残っていたとしても自然に体内に吸収されますが、時に古い母乳が乳腺内に残りしこりになって乳腺炎を起こす場合があります。乳がんの場合のしこりは石のようにゴツゴツして硬く、痛みや熱はないのに対し、乳腺詰まりによるしこりは弾力性があり、硬かったり柔らかかったり熱があったりします。しこりの影響で次の出産後に乳腺が開きにくく母乳が出にくくなることがあります。(産科看護師)

断乳後はおっぱいを冷やし、高カロリーな食事を避ける

乳房が張るようなときは冷やすようにし、食事はしばらくの間、高カロリーなものは控えた方がよいでしょう。しこりについてよくわからないなど心配があれば、今からでも助産院などで相談してください。

断乳して1週間後に全部搾り出して、しこりや痛みがなければ、また1カ月後に再度全部出なくなるまで搾り出してみてください。それまでの間は、お風呂などで思い出したときに搾ってみてください。(内科医師)
しこりがなければ心配ないと思いますが、不安なら今からでも助産師や乳腺外来で相談してみてください。断乳後しばらくは、おっぱいを温めずに冷たいタオルなどで冷やすようにしましょう。(産科看護師)
もし乳房が張って痛いときには、冷やすとよいでしょう。急激に冷やしすぎるのはよくありませんので、水で濡らしたタオルを使用したり、アイスノンにタオルを多めに巻いて使用するとよいと思います。張りが落ち着くまで、食事は高カロリー・高脂肪食、乳製品、甘いものなどは避け、和食や果物を中心にした方がよいです。それでも心配なら、助産院などで相談してみてくださいね。(内科医師)

しこりがないようなら大丈夫だとは思いますが、心配であれば助産院などで診てもらうとよいでしょう。断乳後しばらくは食事にも気を配り、もしも張りが残っているようなら冷やして様子を見てください。


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