顎関節症

2015/09/08

顎関節症?カコカコなる顎、痛まなければ放置していい?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

顎関節症?カコカコなる顎、痛まなければ放置していい?

食事のときなど、顎がカクカクとして気持ち悪いという経験をしたことはないでしょうか。顎関節の異常などで起こる症状ですが、痛みがなく特に生活に支障がなければ放っておいてよいのかどうか、医師や看護師さんたちに聞いてみました。

顎関節症についての相談:「食事中顎がカクカクいいますが、治療の必要は?」

食事中に左側の顎がカコカコとなることがあり、痛みはないですが気になります。反対側で咀嚼したり、硬いものを控えて噛み合わせを変えたりしても治らず、歯医者では「痛みがないなら気にしないのが一番。マウスピースや外科治療をしても再発がよくある。そのうち周辺が摩耗して治まることもあるので放置してください」といわれました。2年程経過した今でも食事のときになっていますが、本当にこのままでよいのでしょうか。(30代・女性)

痛みがなければ、しばらくは経過観察

顎関節症の原因ははっきりとはわかっていませんが、痛みがなく生活に支障がない軽症の場合、治療はせずに様子を見るよういわれることが多いようです。

軽度の顎関節症でしょうか。顎関節症の原因ははっきりしていませんが、顎の関節周辺に異常があり、口が開けにくい・顎に痛みがある・顎を動かすと音が出るなどがあります。重症の方は外科的治療や顎を動かす訓練をする場合もありますが、日常生活に支障がなく、音がなるだけのような軽症の場合、治療の必要はなく様子観察となります。(呼吸器科看護師)
このような症状は顎関節症と考えられ、20~30代の女性に多いようです。女性の方が筋力が弱い・女性ホルモンの影響・生活習慣などで起こるといわれていますが、はっきりとした原因はよくわかっていません。(内科医師)
顎関節症の治療は、ほとんどがセルフケアとなります。あまりに痛みが強く目眩などを伴う場合や、口が開かなくなるなど生活に支障が出るような場合はマウスピースや手術をすることがありますが、歯科医がいうように再発することも多いです。(内科医師)

噛み合わせなどの他、姿勢や寝相にも関係が

片側ばかりで物を噛んだり、硬いものの食べ過ぎや歯ぎしりなど様々な原因が考えられますが、日頃の姿勢や寝相も顎関節症と関わりがあるようだと医師は説明しています。

硬いものを噛まない、噛み合わせを変えるのは既にお試しのようですが、次のようなことは当てはまらないでしょうか。姿勢が悪い・気づいたら猫背になっている・よく足を組む・うつぶせで寝る・口を大きく開けるなどは顎関節症によくないとされています。もし何か当てはまるようであれば、改善してみてください。(内科医師)
日常生活では硬い物を食べない、大きく口を開けない、歯ぎしりや歯を食いしばることは避けるようにして、食事のときは片方で噛むのではなく両方の歯で均等に噛み、ゆっくり食べるようにしてください。顎のマッサージをしたり、口を動かす訓練を医師に指導してもらうのもよいでしょう。(呼吸器科看護師)

カクカクと気になってしまいますが、特に痛みがなく食事のときだけということなので、歯科医がいうようにこのまま様子を見てもよいのではないでしょうか。また、姿勢や寝相についてご自身に当てはまることがないか、一度チェックしてみてください。


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