妊娠中の病気・身体の悩み

私も母親もアトピー・・・子どもにも遺伝しちゃうの?

親と子は顔や身体の特徴だけでなく、アレルギーなどの体質も受け継ぐことがあるようです。アトピー性皮膚炎の妊婦さんからの相談に産婦人科の看護師さんたちからの答えは?

妊婦さんからの相談:「子どもにアトピーは遺伝する?ケアで予防可能か?」

妊娠5カ月の妊婦です。小学生の頃からアトピー性皮膚炎で治療しています。ちなみに私の母もアトピーですが、私自身はそこまでひどくはなく、肘やひざの裏、夏場の汗、冬の乾燥に弱いなどが主な症状です。強いステロイドなどは使用しておらず、妊娠がわかってからは使用していません。主人は特に肌トラブルもなく健康です。アトピーが遺伝してしまう可能性はどのくらいでしょうか。産まれてからの予防で防げますか。(20代・女性)

親がアレルギー体質の場合、子どももアレルギー体質になる可能性が高まる

アトピーの遺伝に関しては、まだわかっていないことが多いようですが、親のアレルギー体質が子どもに遺伝したとしても、必ずしもアトピーを発症するわけではないという情報もあります。

アレルギーは遺伝するといわれていますが、アトピーの遺伝に関しては、はっきりとはしていません。夫婦のどちらかがアレルギー体質でしたら、その体質を遺伝する可能性はありますが、アレルギー体質を遺伝しても、必ずアトピーを発症するとはいえません。(産婦人科看護師)
また、親がアレルギー体質ではないのに、子どもがアレルギー体質の場合もあります。確率でいうと、両親にアレルギーなしで10%、片方の親がアレルギーですと約30%、両親が2人ともアレルギーでしたら、50%といわれています。(産婦人科看護師)

アレルゲンを避け、母乳育児のママはバランスのとれた食事を

赤ちゃんが産まれたら、こまめな掃除や換気を心がけて、ダニやホコリはできるだけ避けることをすすめてくれました。また、母乳育児の場合はママの食事にも注意が必要です。

お子さんがアレルギーを起こさないために、産まれてからは、できるだけアレルゲンは避けるようにしてください。空気清浄器を使用したり、換気をこまめに行い、空気の入れ替えをしてください。赤ちゃんが使う布団は、こまめに日干しをしたり、布団クリーナーを使って、ホコリやダニを除去してください。(産婦人科看護師)
母乳で授乳する場合は、偏った食事をしないこと、動物性脂肪やバターを多く含むケーキやパンも控えてください。全く食べてはいけないということではありません。冬になると肌も乾燥しやすくなりますから、保湿クリームなどで、お肌の乾燥を防いでください。(産婦人科看護師)
子どものアレルギーは、成長とともに改善されることが多いですから、お子さんの症状に合わせて対応してください。(産婦人科看護師)

親がアレルギー体質の場合、子どもに遺伝する確率は高まりますが、絶対にアトピーを発症するとは限りません。赤ちゃんが産まれたら、こまめな掃除を心がけ、できるだけアレルゲンを避けましょう。母乳育児の場合は動物性脂肪を控え、バランスのとれた食生活を目指しましょう。


2015/09/09

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