子供の心

2015/09/12

子どもが平気で嘘をつく・・・メンタル面で問題があるの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

子どもが平気で嘘をつく・・・メンタル面で問題があるの?

小さな子どもが平気で嘘ばかりつくのを見ると、親としては不安に思ってしまうものです。もしかしてメンタル面に何か問題があるのではないか?と心配しているお母さんからの相談に対し、看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの相談:「子どもが簡単に嘘をつくので困っています」

昔から小さな嘘は平気でつくことがあった息子。小1のとき学校でけがをした際に、小6の誰かに押されたといったため、担任の先生と小6全3クラスを巻き込んでの犯人探しに。しかし後になって、実は自分で転んだことを怒られたくないから、と嘘をついていたことが判明。事が大きくなっても嘘をつき通す小1の姿に不安を覚えました。今でも小さな嘘は平気でつき、嘘はダメという約束も簡単に破ります。何かメンタル面の問題でしょうか。(40代・女性)

子どもの嘘には理由がある。気持ちを引き出す声掛けを

子どもが嘘をつくことは、成長の証でもあり、寂しさや甘えの表現である場合もあります。何が子どもをそうさせているのか、穏やかな声掛けで引き出すとともに、安心感や自信を持たせる環境づくりに努めましょう。

お子さんが嘘をつく理由の多くは、それまでの経験を思い起こして「こういったら怒られるかもしれない」「こういったら悲しむかもしれない」といった予測をするからです。予測ができるということは、お子さんの成長した証でもありますから、そういった意味では喜ばしいことの一つかもしれません。(健康管理科看護師)
嘘をつくときには、必ず理由があります。嘘をついたことを叱るのは逆効果です。おかしいなと思うときは、問い詰めるのではなく、お子さんの気持ちを引き出すようにしてください。嘘だとわかっても「何か嫌なことがあったかな?お母さんに秘密がある?お母さんの知らないことがあったら心配だな」と穏やかな声掛けをしてください。(産科看護師)
お子さんの小さい嘘は、寂しい、かまってほしい、お母さんに甘えたい気持ちの表現のことがあります。また、大人の反応を見て、面白がっている場合もあります。過剰に反応しないこと、お母さんはいつも側にいること、お子さんに安心感を与え、自信を持たせることが大切です。(産科看護師)

生活に支障をきたすようであれば、専門家に相談も

嘘があまりにひどくて生活に支障がある場合は、メンタル面の病気なのか、親との関わり方が原因なのかを見極めていく必要があります。どうしても難しい場合は、専門家に相談することも検討できます。

あまりにも嘘が多かったり、日常生活や学校生活に支障をきたすようであれば、少し心配です。心の病気の可能性もありますし、何か理由があってのことかもしれません。たとえば、必要以上にお子さんを叱りつけたり、お子さんの考えていることを理解しようとしていなければ、お子さんは本音を隠して嘘ばかりついてしまうということもあります。(健康管理科看護師)
今一度、お子さんとの関わり方を振り返ってみましょう。それでも難しいようであれば、心療内科や保健所などで一度、ご相談されることをおすすめします。(健康管理科看護師)

子どもの嘘には理由があります。まずはそれを穏やかに引き出し、安心感を持たせるよう心がけ、子どもとの関わり方を分析してみましょう。それでも難しい場合は、専門家に相談するのも一つの方法です。


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