便秘・痔

2015/09/12

出産で悪化した痔は、自然に治る?自宅でできる改善法は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

出産で悪化した痔は、自然に治る?自宅でできる改善法は?

妊娠・出産に伴い、痔の悩みを抱えるママは多いもの。自然によくなったという人もたくさんいる一方で、ひどい状態が続いているにもかかわらず、受診や養生の余裕がない人も。家で自分でできる改善法を知りたいという相談に対し、看護師さんたちは何と答えているでしょうか。

ママからの相談:「出産で悪化した痔、改善するには?」

妊娠中から悩んでいた痔が、難産だったためひどい状態に。そのうえ子どもがひどい人見知りで、家でもだっこばかりで、養生する暇がありません。まわりの人たちは、産後に自然に治ったというのですが、私のような状況で、今後、自然によくなることはあるのでしょうか。今は病院に通うのが困難な状態ですが、家で自分でできる改善法はありますか。子どもとお風呂に入るとき、私のお尻を指さして「これなあに?」と聞いてきます。(40代・女性)

癖にならないように、こまめに押し込んで

刺激を避け、癖づくのを防ぐため、脱肛は出ている時間を短くするのが大切。こまめに押し込むよう心がけるとともに、食事や肛門の衛生などにも気を配りましょう。

脱肛は自然と治ることは充分にありますが、中にはずっと出たままで、指で押し入れても自然と出てくる人もいます。早めに対応するほうがいいでしょう。脱肛も出ている時間が長いと、その分癖づいてしまうので、出ている時間を短くするのが大切です。脱肛は腸が出ている状態です。腸は皮膚と違って刺激に弱いものです。出ているのに気づいたらすぐに入れましょう。(看護師)
下半身を冷やさないようにすること、刺激の強いものや、香辛料は控えてください。繊維質や乳製品、水分を多めにとって、便を柔らかくし、便秘を予防してください。排便後は、ウオシュレットやお尻ふきシートで肛門を清潔にしてください。お子さんを抱っこしたときなど、出てるなと思うときは、こまめに押し込むようにしてください。(産科看護師)

肛門の筋トレが有効

家でできる対策の一つに肛門の筋トレがあります。まず痔を押し込んでから、引き締める運動を行いましょう。長期にわたって改善のない場合は、子どもを預けてでも受診を検討するのがベストです。

入浴時、体が温まったときに、自分の手で押し込んでください。そのまま、お尻をきゅっと引き締めるように肛門に数秒、力を入れてください。すぐに出てくるかもしれませんが、毎日、繰り返し行ってください。入浴以外でも、肛門をきゅっと引き締める運動を、1日数回、心がけて行うようにしてください。市販の座薬や軟膏も使って、押し込んだ後に肛門を引き締めるとより効果的です。(産科看護師)
最後になりますが、どうしても治らないときは、子どもを一時預けてでも肛門科を受診されることをおすすめします。子どもを預けるのは一時ですが、治らない脱肛の痛みはずっと続きます。(看護師)

出産で痔が悪化し、脱肛がみられる場合は、こまめに押し込むよう心がけるとともに、食事や衛生に注意し、肛門の筋トレを続けてみましょう。治らない場合は、受診も視野に入れるとよいでしょう。


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