幼児のお世話・トラブル

イオン飲料を嫌がる子ども・・・熱中症対策に何を飲ませる?

小さい子どもが汗びっしょりになっているのを見ると、熱中症が心配になりますね。水だけではなく、ナトリウムなどのミネラルを取る必要があるということは知られてきていますが、子どもにミネラル補給させるのはなかなか難しいもの。イオン飲料も麦茶も飲みたがらない子どもに何を飲ませたらよいのかという相談に対し、看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの相談:「子どもの熱中症対策、何を飲ませればいいの?」

暑い時期、大人は自分で水分を取ったりイオン飲料やナトリウムを含む飴などを食べるようにしていますが、先日、1歳の子どもに子ども用のイオン飲料を飲ませたところ「マズイ」といった感じで吐き出し、嫌がりました。夏場の寝起きや外出後は汗びっしょりで、水分補給やナトリウムが必要だと思うのですが、どうやって摂取させたらよいのでしょうか?麦茶も嫌がるのでミネラルも不足しそうですし、水だけでは心配です。(20代・女性)

水分補給をまずしっかりと

イオンやミネラルを摂取させなければ、とこだわる必要はあまりないようです。体重当たりの水分摂取量を目安に、摂りやすい形で水分を補給してあげましょう。

イオン飲料にこだわらず、お子さんが飲めるものでよいのではないでしょうか?また、水分にこだわらず、果物や、ゼリーでも構いません。小さい子どもの1日の水分摂取量は、体重1kgに対して100mlです。お子さんが1kgでしたら、1日に1000mlの水分が必要ですが、これには食事の水分量も含まれます。(産科看護師)
まだ母乳を飲んでいるのでしたら、足りない分を離乳食で補うようにしてください。卒乳したのでしたら、離乳食に加え、アイスやジュース、果物などをあげてください。また、子どもは氷が好きですから、お茶を凍らせてあげてもいいかと思います。暑い季節ですから、かき氷もいいですし、野菜や果物で冷たいスープやスムージーを作ってみてください。ただし、お腹をこわさないように、あげすぎに注意してください。(産科看護師)

塩分摂取に神経質になる必要はなし

汗として出した塩分は、一部が体内に再吸収されるシステムになっているとのこと。そのため、すぐに拭き取るわけではない寝汗などに関しては、塩分補給に神経質になる必要はないようです。イオン飲料が飲めなくても、食事からも塩分はとれます。

汗の再吸収というのをご存知でしょうか。おっしゃる通り汗をかくことで塩分などが体外に排出されます。しかし、かいた汗は蒸発するほかに、いったん汗として出したのに、『塩分がもったいない』と再び吸収しようとする働きがあるのです。ですので、排泄してしまった塩分は、すべてが排泄されるわけではなく、体内に再度吸収されているのです。だから寝汗であれば、そんなに神経質にならなくても大丈夫です。(内科看護師)
もし、塩分を摂取させたいということであれば、食事として摂取すればいいと思います。朝一番の補給は塩ではなく水分で充分です。(内科看護師)

子どもの熱中症対策は、まず十分に水分を補給することが大切。無理に嫌いな飲料を飲まなくても、果物や氷など受け付けやすいもので大丈夫のようです。塩分の摂取についてはあまり神経質になる必要はありません。


2016/07/04

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