インフルエンザ

インフルエンザ予防接種は意味がない?副作用も心配・・・

インフルエンザの感染も心配、ワクチンの副作用も心配だというママから、4歳の子どもに予防接種を受けさせるべきか否か?という相談が寄せられました。看護師さんたちがなんとアドバイスしているか見てみましょう。

ママからの質問:「子どもにインフルエンザ予防接種を受けさせるべきかどうか」

友人の母親がインフルエンザ脳症で亡くなっていることもあり、私は毎年インフルエンザ予防接種を受けています。しかし夫や舅・姑は予防接種そのものに懐疑的で、予防接種をしても発症する人もいる、小さい子どもは副作用の方が心配だと、接種させるのを嫌がります。確かに、インターネットでギランバレー症候群などの記事を見ると不安です。子どもは4歳です。インフルエンザ予防接種は受けさせたほうがよいのかどうか教えてください。(30代・女性)

予防接種に意味がないというのは間違い

予防接種については賛否両論ですが、ワクチンを打ってもインフルエンザにかかる場合があるので意味がない、という論法には問題があるようです。接種した場合は、感染しても重症化を防いでくれます。

インフルエンザワクチンについては賛否両論で、それぞれの考えがあります。ワクチンは、その年に流行すると予測されるワクチンを使用しますから、予測が外れれば感染する可能性もあると考える方もいますが、ワクチンは混合で作られていますから、予想が外れることはほとんどありません。また、せっかく接種しても抗体を作れなければ感染する場合もあります。しかし、ワクチンを接種したことで軽症で済む場合もあります。(産科看護師)
抗体ができたからといってインフルエンザウイルスが入ってこないというわけではありません。抗体が侵入してきたウイルスを早期から畳み掛けるのでインフルエンザウイルスの増加を抑えることができ、重症化しにくいのです。(看護師)

副作用と重症化のリスクの比較考量を

接種で副作用が出る可能性があるのも事実、インフルエンザの重症化により脳症などのリスクがあるのも事実。医師に相談するなどして、しっかり考えて判断してあげましょう。

インフルエンザにかかっての乳幼児の死亡率は低いのですが高熱による脳症を起こしてしまう確率はやや高いです。インフルエンザワクチン接種による重篤な副反応(ギランバレー症候群など)を起こす確率よりも高いといわれています。(看護師)
予防接種を受けてもリスクはゼロではありませんし、インフルエンザを発症することがあります。しかし、インフルエンザが重症化して一生に関わるような病気になってしまうリスクもあります。子どもは、自分でしっかり考えて判断することはできません。どちらがよいのかは、親がしっかり考えてあげましょう。(看護師)
接種にあたっては、事前に医師に相談することができますし、健康な状態で接種することが前提ですから、医師とよく話し合って、接種するか判断してください。(産科看護師)

インフルエンザの予防接種については賛否両論ありますが、接種が無駄ということは決してなく、たとえ感染しても重症化を防いでくれます。副作用は確かに起こり得ますが、インフルエンザの重症化からくる脳症などのリスクのほうが大きいともいわれています。医師と相談し、よく考えて判断してあげましょう。


2015/09/16

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