胎児への影響

ヨードの過剰摂取?ワカメや昆布をたくさん食べ過ぎでお腹の子供に悪い影響が出ないか心配です。

妊娠中の食事は、ママ自身だけでなくお腹の赤ちゃんにも影響を及ぼすものです。好物でたくさん食べていたワカメなどの海草に含まれるヨードが、実は摂り過ぎると身体に良くないと知り、心配になってしまったママから「なるカラ」 に相談がありました。管理栄養士さんや看護師さんはなんと答えているのでしょうか?

ママからの相談:「ワカメなどに含まれるヨードの摂り過ぎは甲状腺機能の原因になると聞き、お腹の赤ちゃんに影響が出ていないか心配です。」

ワカメが好きで一度にお椀いっぱいくらい食べていましたが、海草などに含まれるヨードを摂り過ぎると甲状腺機能低下症の原因になると聞き、お腹の子供への影響が心配です。ワカメなどの食べても平気な量の目安も教えてくださいとの質問です。

現在妊娠中ですが、ヨードの過剰摂取について気になっています。私はわかめや昆布が好物で、身体に良いと聞いてからは、それまで以上に量を食べていたのですが、最近ヨードの過剰摂取が子供の甲状腺機能低下症の原因にもなると聞いて不安です。ネットで検索すると何μgとか何mgとか書いてありますが、それが一体食品としてどれくらいの量なのかが判りません。ワカメであればお椀いっぱいくらい軽く食べてしまいます。とろろ昆布も同じくらい食べていました。食品自体の重さとしてはどれくらいまでが、食べても平気な量の目安なのでしょうか。また今までのことで子供に障害が出る可能性は高いのでしょうか。 (女性、30代)

「お椀いっぱいのワカメ」を毎日食べるのは多すぎと考えられます。

ヨードは昆布出汁などの調理したエキスにも含まれるので、食品として何gというように目安となる量を判断するのは難しいものですが、毎日お椀いっぱいのワカメを食べるのであれば食べ過ぎにあたります。しかしながら、日本人の食生活では長年昆布などの海藻類を食べているので、偏りなく色々な食品を食べる中で昆布も食べるのであれば心配ないと教えてくれました。

ヨード自体は、目に見える昆布製品以外にも出汁などのエキスにも含まれるので、厳密に食品でどの程度が目分量かと知ることは難しいと考えています。しかし、「ワカメやとろろ昆布をお椀いっぱい」というのは、仮にそれらを毎日欠かさず食べるならば摂取過多に相当します。ご飯に昆布の佃煮を2~3枚程度のせて食べたり、2つまみくらいのとろろ昆布を週に2日位にしておくと安心でしょう。摂りすぎを防ぐアイディアとしては、麺類のつゆなどにもエキスとして含まれているため麺のつゆは飲まないようにする、自宅ではしいたけなど昆布だし以外を用いるなどが考えられます。

日本人は昆布だしなどヨードを食生活でしっかりと摂っていますので、異常な摂り方をしなければ大丈夫です。ただちに子供に影響が出るとは考えていません。もしそうであれば、昆布を活用する和食文化は子供に悪影響ということになってしまいます。漁業が盛んでワカメなどをたくさん食べる地域の方、皆さんに甲状腺機能に疾患があるわけでもありませんし。

あまり気にしすぎず、色々な食品を摂り入れていくことが大事です。昆布に偏りすぎないように心がける程度で大丈夫でしょう。色々な食品を食べると、羊水の味もその食品の味に変化して、それを味わう胎児の脳の発育にも良いそうですよ。季節の旬のものや新鮮なものを食べて赤ちゃんを喜ばせてあげてくださいね。 (管理栄養士)

ママに問題なければ、お腹の赤ちゃんも大丈夫。心配なら血液検査を

妊娠中のママである相談者の方の甲状腺機能に問題がなければ、お腹の赤ちゃんの心配はないようです。不安であれば血液検査で甲状腺機能は調べられるとアドバイスがありました。

摂取したヨードは相談者の方の身体できちんと代謝されるので、ご自身の甲状腺機能が正常に保たれているのであれば、心配ないと考えます。ただし、甲状腺機能低下や機能亢進がある場合は、胎児にも影響してしまいます。血液検査で調べることができるので、心配であれば一度主治医に相談して甲状腺機能を調べることをおすすめします。次の妊婦健診で採血の予定がある場合は、甲状腺機能の項目を追加して検査してもらってみてはいかがでしょうか。その場合は採血量が異なる場合がありますので、採血をされる前に伝える必要があります。妊娠中は気になる事がたくさん出てきますが、不安が募って辛くならないように、一つずつ解決していかれると良いのではないでしょうか。不安から解放されて、心おきなく好きな食べ物が食べられると良いですね。 (産科、婦人科看護師)

不安なことは医師に相談し、必要であれば検査を受けて不安を解消して、心も身体も健やかなマタニティ生活を送ってくださいね。


2014/09/19

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