冷え

2015/09/09

妊娠中の妊婦さんに起こりやすい冷え、対策は万全ですか?

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妊娠中の妊婦さんに起こりやすい冷え、対策は万全ですか?

妊娠中の悩みのひとつに、冷えがあります。冬だけでなく、夏場でもクーラーの効いた部屋に長くいると、次第に身体が冷えきってきます。冷えはママの身体だけでなく、お腹の赤ちゃんにも影響があります。妊娠中の冷えの原因と影響、対策についてお話します。

妊娠中はなぜ冷え性になりやすいの?

冷え性は女性に付きものの症状ですが、特に妊婦さんで冷え性になる方が多いです。冷えは妊娠したことで身体に起きている変化と関係しています。妊娠すると、運動量がこれまでよりかなり減ってしまう方が多いと思います。つわりのある初期は、横になってできるだけ楽な姿勢で過ごすため、運動不足から血流が悪くなり、それが冷えの原因となります。おなかが大きくなるにつれて、血管が圧迫されることも血流悪化を引き起こす原因となります。また、ホルモンのバランスが妊娠により変化したことも原因の一つです。

妊娠中に冷えると身体にどんな影響があるの?

妊娠中に冷え性になると、ママだけでなくお腹にいる赤ちゃんにとっても居心地良い環境とはいえません。

身体が冷えると、筋肉が硬くなることにより、足のつりや腰痛、肩こりを引き起こし、また血液の循環が悪くなるため、足がむくみやすくなります。身体が冷えると、子宮の筋肉まで冷えてしまうので、微弱陣痛になる傾向があり、それが長引く分娩の原因になります。時には、逆子や切迫流産、切迫早産を引き起こすこともあります。産後の肥立ちも悪くなりやすく、出血が長引くこともあり、さらに母乳の分泌にも悪影響が出てきます。冷えから、なかなか寝付けず、その結果、血圧が上昇し、妊娠高血圧症候群を発症しやすくなります。

赤ちゃんへの影響としては、神経質で泣きやすく、また体質的に湿疹が出やすい子になりやすいです。赤ちゃんとは、本来、つやつやした肌ですが、冷え性のママの赤ちゃんは手足の先が白っぽく、紫がかっていることがあります。ママ自身、冷えを自覚していなくても、お腹にいる赤ちゃんはママに大切なサインを送っています。そのサインとは胎動です。ママの身体が温かいとお腹も温かく赤ちゃんは居心地が良いので胎動もゆったりしています。一方、ママのお腹が冷えていると、赤ちゃんはママのお腹を激しくけり、しゃっくりを繰り返すこともあります。入浴中のときの胎動と、冷たい物を飲んだり食べたりしているときに感じる胎動を比べてみるとよいでしょう。

妊娠中の冷えの予防と対策は?

冷えを予防するには、食事と服装がポイントです。

食事は、ご飯食のほうがパン食よりも体を温めます。特にイモ類、人参、ゴボウなどの根菜類をできるだけ加熱して取り入れるようにしましょう。生野菜やスイカなどは身体を冷やしがちです。

服装は、下半身を冷やさない工夫をしましょう。冷房を使用しているときは、レッグウォーマーや5本指靴下で足元を温めましょう。ポイントは身体で首という名前が付く部分、首、手首、足首を温めることです。
お風呂もシャワーでなく、湯船に浸かり、身体の芯から温めましょう。好きな入浴剤を入れて心身ともにゆったりと入浴しましょう。日中に冷房で冷えを感じたら、足湯が手軽に温まる方法です。熱めのお湯に自然塩をひとつまみ入れるとより効果的です。


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