教育

2015/09/18

話し始めたハーフの我が子を、バイリンガルにするには?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

話し始めたハーフの我が子を、バイリンガルにするには?

親は子どもの可能性を広げてあげたいと考えるものです。可能性や世界が広がる一つのきっかけは、言葉です。子どもをバイリンガルに育てる方法についての質問に、お医者さんや看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「ハーフの我が子が、両方の言葉を話せるようになる方法を教えて」

中国で、中国人の主人との間に生まれた子どもの育児中です。1歳を過ぎ、言葉にならない言葉を話すようになりました。私は、家の中では日本語、外では中国語で話しています。主人は専ら中国語です。できれば両方の言語を話せるようになってほしいのですが、私が話す言葉が家の中と外で変わるのは、子どもが言葉を覚えるためには不利でしょうか。また、このような環境で言葉を覚えさせるためのアドバイスはありますか。(30代・女性)

子どもは高い語学学習能力を持っている

子どもの驚異的な語学学習能力について、具体的に教えてくれました。

生後1年で意味のある言葉を口にして、2歳頃までには話す言葉の数は急速に増えて約200までになるといわれています。1歳半頃には50語程度を話し、次々と大人に「これなに?」と聞いて覚え、1日5~7語もの早さで語彙を身につけます。1歳半からは2つの意味のある言葉をつなげて、文を話すようになります。これは世界的にも共通しているようです。このように、子どもの語学の学習能力はとても高いです。(内科医師)

ママは日本語で話しかけてあげて

日本人であるママは、子どもに日本語で話しかけるとよいようです。海外で子どもが自然に複数の言語を学ぶためのポイントをアドバイスしてくれました。

両方の言葉を教えたいのなら、お母さんは日本語で話すようにしてください。外では中国語を話さなければならないでしょうが、お子さんと話すときは日本語でいいでしょう。母国語の方が、お母さんの気持ちが伝わりやすくなります。(精神科看護師)
家では、お子さんが中国語で話してきたら中国語、日本語で話してきたら日本語で答えるようにしてください。しかし、厳密に分ける必要はありません。単語を教えるときは、両方の言葉で教えてあげてください。子どもの言葉の成長はめまぐるしいものがあるので、もう少し話せるようになったら、お母さんとは日本語、お父さんとは中国語、とお子さんが使い分けるようになります。また、お子さんが話しやすい方を自分で選ぶかもしれません。(精神科看護師)
バイリンガルにするには、子どもが自ら手段として言語を使うことが大事です。言葉を使って相手と話すことによって、どんどん発達していきます。そのため、お母さんが話す言葉が家の中と外で変わっても問題ありません。周囲にお母さんしか日本語を話す人がいないのであれば、お母さんは積極的に日本語で話しかけた方がよいでしょう。(内科医師)
子どもの言語の発達は、親が褒めることも大事だといわれているので、褒めてあげましょう。また、言語を強制して子どもが受け身になってしまうと、話せるようにはならないので、自然に生活する上で使うようにすることが大事です。(内科医師)

海外で過ごしている場合、日本人のママは日本語で話しかけてあげるとよいでしょう。言語を習得するためには強制は逆効果、子どもが自然に話すように働きかけ、話せたら褒めてあげてください。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加