成長痛

2015/09/20

9歳になっても止まらない成長痛、放っておいて平気?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

9歳になっても止まらない成長痛、放っておいて平気?

子どもは寝ているときなどに、足の痛みを訴えることがあります。9歳になった今も、成長痛と思われる足の痛みを訴えることが心配なママからの相談に、お医者さんと看護師さんはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「2歳から始まった成長痛が9歳まで続き、心配です」

2歳頃から、夜になると成長痛と思われる足の痛みを訴えるようになりました。寝ているときや、寝る前などです。泣くほど痛いらしく病院で相談したところ、メンタル的に甘えもあるのでは?といわれましたが、実際にはどうしようもないほど痛いらしく、さすったり、湿布を貼ったりするくらいしかできません。病院でも処方は湿布のみでした。9歳になった今も痛みは時々あるようですが、このまま放っておいてよいのでしょうか。(40代・女性)

足の疲れの他、精神的なものも原因に

成長痛は、その名前から誤解されがちなのですが、骨の成長と痛みは関係ありません。足の痛みの本当の原因や、精神面の関わりについて、教えてくれました。

成長痛とは、12歳未満で特に原因なく夜間に足が痛み、翌日になると痛みが軽快して普通に歩ける状態となることを意味します。成長痛という名前が紛らわしく、以前は骨の成長で靭帯や筋肉が引っ張られることによる痛みなどといわれていたこともありますが、現実にはそのような理由ではありません。子どもは筋肉や骨、関節が未完成ですが、非常に活発に動きます。そのため、疲れがたまって痛みの原因となると考えられています。(内科医師)
疲れの他に、メンタルが理由のこともあります。たとえば、学校や家庭で不安なことや嫌なことがあった、妹や弟が生まれた、子育てに親が神経質である、精神的に負担となるような出来事の後に痛みが増強する、などです。病院で身体の異常がないのであれば、精神的な理由にあてはまるものがないか考えてみてください。(内科医師)

痛みを訴えたら、積極的にスキンシップを

足の痛みを訴えたときの対処の仕方や、病院を受診すべき目安についてアドバイスしてくれました。

お子さんが痛みを訴えたら、寄り添ってマッサージをしながらお子さんと話してください。お母さんが側にいて安心することで、症状が改善されると考えます。湿布や痛み止めの軟膏を塗ってあげるのも、お母さんがかまっているという意思表示になりますから、効果があるでしょう。積極的にスキンシップして、お子さんに応えてあげてください。(精神科看護師)
痛みに伴って歩き方がぎこちなくなったり、強い痛みを訴えるようでしたら、整形外科を受診してください。頻回に痛みを訴えるのでしたら、定期的に病院を受診しておくといいでしょう。(精神科看護師)
歩き方がおかしかったり、痛みが増強する場合は腫瘍や骨の異常のことがありますが、病院でも否定されているようですので、優しく見守っているうちに改善するかもしれません。(内科医師)

成長痛は骨の成長が痛みの原因ではありません。疲れが原因と考えられていますが、甘えや寂しさなど精神的なものも要因となります。足の痛みを訴えたら、マッサージなどスキンシップをとりながら寄り添ってあげるとよいでしょう。歩き方がおかしいなど感じたときは、受診をご検討ください。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加