脳の発達

2015/09/22

脳の発達のために、8カ月の子にさせるべきこととは?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

脳の発達のために、8カ月の子にさせるべきこととは?

子どもの脳の発達に必要なものは、いったい何でしょうか。親はどのような働きかけをすればよいのでしょうか。専門家に聞いてみました。

ママからの相談:「子どもの脳の発達のために親ができることは?」

 
8カ月の子どもと、どう遊ぶべきでしょうか。子どもの頭脳を鍛えるには、赤ちゃんのうちから親が働きかけるべきという論調が本や雑誌などで多く、この時期の過ごし方が子どもの人生を左右すると思うとプレッシャーです。絵本の語りかけや音楽を聞いたりしていますが、幼児教室に通っている人もいて、自信が持てません。親がいろんな経験をさせないと、赤ちゃんの脳細胞のシナプスが発達しないというのは本当ですか。(30代・女性)

乳児に必要なのは知識ではなく刺激。一人遊びは脳の発達につながる

乳児期に必要なのは知識よりも刺激です。見たり聞いたりするだけではなく、味わったり触ったりといった感覚から得る刺激も大切です。

子どもが興味を示すおもちゃで遊ばせること、一人遊びができることは、脳の発達につながります。(産科・婦人科看護師)
今の時期の子どもに必要なのは、知識ではなく刺激です。その刺激も味覚・嗅覚・聴覚・触覚・視覚などすべての感覚からの刺激から吸収します。(看護師)
音楽を聞かせたり、絵本を読んであげるのもいいですし、散歩に連れていって他の人と関わることで、外からの刺激を与えるのもよいと思います。(産科・婦人科看護師)
音楽を聞かせるときは、ボリュームは控えめで、静かな音楽を聞かせてください。大きな音は脳への刺激が強く、落ち着かない状況をつくります。(産科・婦人科看護師)

前向きな声かけで自信を!泣いたら抱っこで安心感を与えて

生まれてから3歳までにシナプスの7割が形成されます。あまり神経質にならず、たくさんの愛情を注いであげましょう。

人間のシナプスがもっとも作られる時期は、産まれてから3歳くらいまでの期間で、この時期に7割程度が形成され、7歳くらいで9割、12歳でほぼ完全にシナプスが形成されるという報告があります。(看護師)
子どもと一緒にお母さんも母として成長していきますから、あまり神経質にならず、自分を責めず、何よりお母さんが側にいて、愛情を注ぐことが大切です。(産科・婦人科看護師)
子どもが一人で遊んでいたり、新しいことができたときは、思い切り褒めてください。常に前向きな声掛けも、お子さんに自信を持たせます。泣いたときはしっかり抱きしめて、安心感を与えてください。(産科・婦人科看護師)
子どもでも大人でも、もっとも感覚機能が発達しているのは『手』だといわれます。子どもが遊ぶときにもっとも使う場所も手です。危険にならないものを置いて、いろいろ触らせるのがよいでしょう。人間は4足歩行から2足歩行になり、手を使えるようになったから発達したということは有名な話です。 (看護師)
お子さんが起きているときは、話しかけたり、手足を動かして運動させてください。(産科・婦人科看護師)
それぞれの教育方針がありますし、お子さんの成長はそれぞれですから、他の子と比べたり、育児書通りにしなくてもいいのではないでしょうか。(産科・婦人科看護師)

乳児期にはたくさんの刺激を得られる環境があるとよいようです。一人遊びは、脳の発達につながります。上手に遊べたら、うんと褒めてあげましょう。


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