シムスの体位

2015/09/11

睡眠不足は胎児に影響?「シムスの体位」で快適な睡眠を!

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睡眠不足は胎児に影響?「シムスの体位」で快適な睡眠を!

妊娠7ヶ月以降になると、子宮がおへその上くらいまで大きくなり、内臓を圧迫し始めます。大きくなったお腹は、妊婦さんの睡眠不足を招くことも。お腹が大きくて寝苦しいと感じたら、シムスの体位を試してみましょう。

お腹が大きくなるとどうして寝苦しいの?

妊娠週数を重ね、胎児の成長とともに子宮が成長してくると、内臓を下から圧迫し始めます。そのため、これまで寝やすかった体勢でも、息苦しく感じたり、眠りが浅くなったりすることがあるのです。
また、妊娠7~8ヶ月頃は、妊娠期間中で母体の心拍出量がピークになる時期です。この時期に仰向けで寝ると、大きくなった子宮によって下大静脈が圧迫され、心臓に戻る血液の流れが滞って低血圧を招いたり、動悸がしたりすることもあり、寝苦しさを感じる人もいるでしょう。

睡眠不足のよる胎児への影響は?

母体の睡眠不足は、胎児にどのような影響があるのでしょうか。
実は、睡眠時間が少ないことが直接胎児の成長に影響を与えるということは少ないといわれています。その代わり、睡眠不足によって、母体にストレスがかかったり、体調を崩したりすることの方が、心配のもとになるようです。
母体の体調が優れなかったり、疲れが溜まったりすると、胎児に必要なエネルギーを充分送ることが出来なくなります。また、睡眠時間が少ないと、ホルモンや自律神経のバランスが崩れ、むくみを引き起こすことがあります。

シムスの体位って?

仰向けなどこれまでの体勢で寝苦しさを感じるようになってきたら、シムスの体位を試してみましょう。
シムスの体位をとることで、背中から腰にかけて流れる下大静脈が、お腹で圧迫されている状態から解放され、血行がよくなります。すると、血液がスムーズに心臓に戻るようになり、息苦しさが軽くなります。さらに、むくみを防いだり改善したりでき、胎児へスムーズに栄養の運搬ができるようになるのです。

シムスの体位の詳しい体勢とポイント

まず左側を床側にし、横になります。左足はまっすぐ伸ばし、ほんの少し後ろに下げましょう。右足は前に出し、軽く膝を曲げてください。左側の方を後ろに引き抜き、上半身だけがうつぶせのような状態にして完成です。

抱き枕を膝の間に挟んだり、曲げた方の膝の下にクッションを置いたりすると、姿勢が安定してより楽に感じることができます。自分にぴったりな高さのクッションや抱き枕を探してみましょう。

シムスの体位は、寝苦しいときだけでなく、お腹が張るときや陣痛中にも楽になったりリラックスしたりできると言われています。必ず全員楽になるというわけではありませんので、試してみて合わなければ、足の下にクッションを置くだけにするなど、自分に合った体勢を探してみてくださいね。


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