胎児の大きさ

2015/09/11

推定児体重が大きいとき・小さいときのリスクは?

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推定児体重が大きいとき・小さいときのリスクは?

胎児の推定体重は、お腹の中でしっかり育っているか、胎児が元気かどうかを確認するために大切なアイテムです。健診のたびにどのくらい大きくなったかなとママも楽しみになりますよね。そんな推定児体重が、平均よりも上下していた場合のリスクについて説明します

推定児体重とは?

推定児体重は、胎児のおおよその体重のことです。超音波検査により、胎児の太ももの骨の長さやお腹の横幅と前後の長さ、頭の直径を測り、それらをもとに計算して算出していきます。
妊婦健診の際には、推定児体重を算出し、胎児の成長具合を調べます。大きさに差が出てくるのは、妊娠20週以降からと言われています。

推定児体重が大きいときに考えられるリスク

胎児が平均よりも重くなる原因には、遺伝的なものと母体の疾患が考えられます。
遺伝の場合、遺伝子の影響をどのくらい受けるのかははっきり決まっていませんが、両親が両方大柄な場合、その遺伝子を引き継ぐことがあります。
母体の疾患の場合は、ママが妊娠性糖尿病などにより、胎児が高血糖な状態になって大きめに成長している可能性が考えられます。
治療によってある程度改善し、巨大児になるのを防ぐことができますが、まれに体が大きくて肺の成熟度が低い赤ちゃんが生まれることもあります。
また、予定日を超過している場合には、赤ちゃんが成長しすぎて難産になったり、二次的な危険を防ぐために帝王切開になったりする可能性もあります。

推定児体重が小さいときに考えられるリスク

胎児が平均よりも小さい場合、体全体が小さい場合と痩せている場合があります。
体全体が小さい場合は、遺伝(染色体の異常など)、子宮内の感染(風疹、ヘルペスなど)、ママの生活習慣が原因といわれています。喫煙や飲酒、薬の過剰摂取は胎児の成長を妨げるだけでなく、奇形を引き起こす原因にもなるため控えるようにしましょう。
痩せている場合は、母体と胎盤の原因が多いです。妊娠高血圧症候群や心臓病、膠原病、腎臓病、糖尿病などを患っていたり、胎盤機能が低下したりしていると、胎児へ十分な栄養や酸素が届かなくなります。慢性的な場合は難しいですが、治療によって治ったり症状を軽減したりできるため、医師と相談しながらなるべく早めに対処しましょう。

推定児体重には誤差が生じる場合も

推定児体重は、超音波検査によって算出するため、胎児の位置や機械の種類、担当医師の技術などの影響で、誤差が生じることがあります。そのため、前回の健診時から胎児の体重が増えていないという結果が出ることも考えられます。1回ずつの結果を見るのではなく、数回の健診で胎児の体重が増えているかを見るとよいでしょう。


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