体重管理

2015/09/11

何キロまで増えていいの?妊娠中の体重管理のコツについて

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何キロまで増えていいの?妊娠中の体重管理のコツについて

妊娠中に里帰りすると、母親やお祖母様に「妊娠中は二人分食べなきゃダメよ」と言われた経験、ありませんか?確かに、お腹の赤ちゃんにしっかり栄養を届けるためにきちんと食べることは大切です。しかし、食べ過ぎは禁物!過度の体重増加は、妊娠中に思わぬトラブルを引き起こします。

妊娠中、何キロまで増えてもいいの?

約10ヶ月の妊娠期間の間には、赤ちゃんの成長、母体内の水分・血液量・脂肪分の増加などにより母体の体重は当然増えます。

・赤ちゃんの体重=約3キロ
・胎盤・羊水=約1キロ
・水分・血液・脂肪など母体必須体重増加分

これらを合計した10~12キロが増加体重であり、一般的な目安です。人によっては痩せ型・ぽっちゃり型など体格差があるため、より細かくは下記のとおりそれぞれのBMI値によって算出します。

公式「BMI=妊娠前の体重÷(身長)2乗」
(BMI値→推奨される増加体重)
MBI18.5未満(痩せ型)→9~12キロ
BMI18〜24(ふつう)→7~12キロ
BMI25以上(太っている)→5~7キロ

上の公式に従えば、身長160センチ、体重56キロの人はBMI値が21.88なので、7~12キロの体重増加が目安ということになりますね。

太り過ぎるとこんなリスクが!

前項で掲出した目安体重を大幅に超過してしまうと、下記のようなトラブルを引き起こす可能性があります。

・妊娠高血圧症候群
胎盤の機能が低下し、胎児に酸素や栄養が行き届かなくなるため、胎児の発育不全や早産の原因につながります。

・妊娠糖尿病
血液中の血糖値が異常に上昇します。胎児の皮下脂肪が増えて巨大児になったり、内臓機能の十分な発達が阻害されることも。

・難産につながりやすい
産道に脂肪がつき過ぎて赤ちゃんが下りてこない、微弱陣痛により出産時間が長引く、産後の回復が遅れるなど、難産につながる可能性があります。

やり過ぎは危険!自分にあった体重管理を

妊娠中の体重超過は母体にも赤ちゃんにもリスクが大きいことは分かっていただけたでしょうか?だからといって、過度な体重コントロールは禁物です。

・過度なスポーツによる体重制限は危険!
妊娠中は体を動かしづらくなり、運動時の反応も鈍くなっています。お腹をよじる動きや転倒をしないためにも、体を激しく動かすスポーツは控えて。自身の体や医師との相談の上、散歩やヨガなど軽度の運動でカロリー消費を目指しましょう。

・食事制限ダイエットはご法度!
甘いものや油っこいものを控えるなどの工夫は必要ですが、炭水化物を摂取しない、1食を抜くなど極端なダイエットは厳禁。胎児に栄養が行き渡らないだけでなく、母体にもトラブルが及ぶ可能性があります。「毎食バランスよい食事を腹八分目」を心がけましょう。

上手に体重管理するコツ

・1日1度は体重測定
毎日決まった時間に体重計に乗ることで、1日の体重増加をチェック。数字を見れば無性に食べたい欲求をセーブすることができますよ。

・適度に体を動かす
医師から安静指示が出ているときやつわりなどで体調がすぐれない日を除き、家事や散歩はいつもどおり続けましょう。体を動かすことは気分転換にもつながります。

・塩分はやや控えめに
妊娠高血圧症候群やむくみを防止するためにも、塩分はやや控えめに!

・野菜をたっぷり摂る
毎回の食事の中に野菜をたっぷり取り入れて。食物繊維が豊富な野菜をたくさん摂取すれば、妊娠中の便秘予防にもなります。


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