B型肝炎

B型肝炎の追加接種、忘れて1年経過したが間に合う?

任意の予防接種だと、追加接種の時期をうっかり忘れてしまうということもあります。B型肝炎ワクチンの追加接種を忘れていた場合、期間があいていても受けるべきなのかどうか、医師や看護師さんたちは何といっているのでしょうか。

ママからの相談:「B型肝炎ワクチン。初回接種から1年経つが、追加接種すべき?」

現在6歳の息子は5歳のときにB型肝炎の予防接種を1度受けましたが、その後、追加接種を忘れていました。2回目の接種は4週間後にしないといけないようですが、もう1年近く経過しており、任意でお金もかかるため2回目の接種を悩んでいます。接種しても効果がない場合は、B型肝炎にかからないよう注意すべきことはありますか?(30代・女性)

十分な免疫獲得のためには、3回接種が必要

B型肝炎ワクチンは十分な免疫を獲得するために、3回接種が必要とされています。1回しか接種しておらず間もあいているため、今後の接種について一度、医師に相談してみてはいかがでしょうか。

まずは抗体の有無を事前に検査して、その値によっては再度2回接種が必要かもしれませんし1回で済むかもしれません。B型肝炎の予防接種は将来、肝硬変や肝癌(がん)からお子さんを守る大切なワクチンです。WHOではすべての新生児にワクチンの接種を推奨しています。(産科看護師)
B型肝炎ワクチンは、できるだけ早く接種をすることでそれだけ早く免疫が獲得できますので、B型肝炎ウイルスへの感染を予防できます。十分な免疫を獲得するには3回の接種が大事で、またワクチンの効果は10~20年前後とされているため10~15歳頃に追加接種をすることが望ましいです。相談者様のお子さんの場合は追加接種をした方がよいと思うので、一度、病院に相談してみてください。(内科医師)

知らないうちに感染していることも

B型肝炎は知らないうちに感染してしまうこともあるので、予防のためにはやはり予防接種が一番です。日本でも近年、感染するとキャリアになりやすいタイプの肝炎が広がっているようです。

肝炎には複数の種類がありますが、ほとんどが血液や体液を通して感染します。予防するには感染者の血液や体液に触れないことですが、感染者かどうか見た目では判断できませんし、知らず知らずのうちに接触するかもしれません。一番の予防法はやはり予防接種です。任意なので接種するかは両親の判断になりますが、よく検討してください。(産科看護師)
日本では毎年、大人を含めて約2万人がかかっていると推定されています。また、3歳以上で感染してもキャリアになりやすい遺伝子型AというタイプのB型肝炎が日本でも広がっており、知らない間にキャリアになった家族などから子どもへの感染も珍しくありません。(内科医師)
B型肝炎は、母子感染や輸血だけでなく、知らない間にかかることも多いので、WHO(世界保健機関)は生まれたらすぐに、このワクチンを接種するよう指示しており、ほとんどの国で定期接種になっています。日本も近いうちに定期接種になる予定です。(内科医師)

B型肝炎の予防接種は全3回必要で、ワクチンの効果は10~20年程度ということです。これらを踏まえ、今後の接種回数や追加接種の時期について一度、病院に相談してみるとよいでしょう。


2015/09/28

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