便秘・痔

2015/10/01

下の子を出産後にイボ痔に・・・帝王切開でも痔になる?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

下の子を出産後にイボ痔に・・・帝王切開でも痔になる?

産後は便秘や痔になりやすいものですが、それは帝王切開でも同じなのでしょうか。今回の相談者は2児のママです。帝王切開で出産後、痔や肛門の緩みの問題が出てきたと悩む彼女に、専門家からはどのようなアドバイスが寄せられたでしょうか。

ママからの相談:「帝王切開でも産後に便秘や痔になる?」

帝王切開で2人出産しています。両方とも腹部を縦に切っています。下の子は現在、1歳8カ月ですが、上の子のときは大丈夫だったのに、下の子の出産後、イボ痔に悩まされるようになりました。 また、肛門の締りが悪いというか、出産前よりも肛門部に力が入りにくい感じがしています。帝王切開でもこのようなことはよくあるのでしょうか。今後どのように改善していけばよいのでしょうか。(30代・女性)

原因は大きくなった子宮による圧迫。帝王切開でもありえる

妊娠で大きくなった子宮に圧迫されると、肛門が緩くなったり痔になることはあるようです。またホルモンの影響で腸の動きが悪くなり、便秘になると、痔の原因になります。

帝王切開でも、妊娠して大きくなった子宮に圧迫されて、骨盤底筋が緩みます。そのため、尿漏れが起こったり、肛門が緩くなったりします。産後、時間が経過していますが、今からでも骨盤底筋を締める体操やストレッチを行ってください。(産科・婦人科看護師)
妊娠すると、胎児で子宮が大きくなるので、肛門や直腸あたりが圧迫され、血流が悪くなってうっ血するので、帝王切開でも痔になることは大いにあります。(産科・婦人科看護師)
妊娠中の運動不足に加え、ホルモンバランスの変化で腸の動きが鈍くなります。そうなると便が硬くなって便秘になり、硬い便を無理やり押し出そうとすることで、肛門に圧力がかかり、痔になってしまうのです。(産科・婦人科看護師)
1 人目ではならなくとも2人目で痔に悩まされる人も多くいます。(産科・婦人科看護師)

意識して肛門を引き締めて。便秘にならない食生活を

日頃から意識して肛門を引き締めるように心がけるとよいようです。便秘にならないように食生活にも気をつけましょう。

改善方法として、肛門を日常的に意識して引き締めることが大切です。また、便秘にならないようにすること、トイレでは長く力まないことや、長い時間しゃがんだ姿勢をとらないようにすることも大切になってきます。(産科・婦人科看護師)
肛門を引き締める運動は、立っているときや座っているときなど、普段の生活でも1日に数回、行ってください。(産科・婦人科看護師)
イボ痔は、入浴時、湯船につかって、柔らかくなったときに自分の手で押し込んでください。このとき、肛門にきゅっと力を入れて、しばらく肛門を引き締めてください。(産科・婦人科看護師)
お腹の傷が気になって、排便時にうまく力めないと思いますから、便秘しないよう、水分や繊維質、乳製品をとって運動し、便を柔らかくしてください。(産科・婦人科看護師)

産後は大きくなった子宮による圧迫が原因で、肛門が緩んだり、痔になることがあります。日々の生活の中でも改善できることはいろいろあります。できることから始めましょう。


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