運動

2014/09/26

安産のためのスクワットや階段昇降。これって本当に必要なの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

安産のためのスクワットや階段昇降。これって本当に必要なの?

産院から「安産のためにスクワットや階段の昇り降りなどの運動をしてください」と言われる妊婦さんも少なくないようですが、このような運動は実際にどれほどの効果があるのでしょうか。運動が安産につながるのは具体的にはどういう理由からなのか、医療やヘルスケアの専門家が回答するQ&Aサイト「なるカラ」にも、妊婦さんからの相談が寄せられていますので、看護師さんたちの回答を見てみましょう。

妊婦さんからの相談:「安産のために勧められたスクワット。必要性がわからず、正直やる気が起きません……」

産院から、安産のためにスクワットなどの運動を勧められた相談者の方ですが、いまいちその必要性がわからずやる気が出ないようです。安産の為には身体を動かせとよく言われますが、具体的にはどのような効果があって、安産につながるのでしょうか。

安産のために散歩や階段の昇り降り、スクワットなどを行ってくださいと助産師さんから指示を受けましたが、運動することで安産になるのはなぜなのでしょうか。散歩を行って体力をつけることはわかるのですが、階段の昇り降りやスクワットがお産にどう影響するのかがわからず、いまいちやる気が出ません。(30代・女性)

骨盤が開き陣痛促進の効果が!赤ちゃんが出てきやすくなります

週数が増えお腹が大きくなってくると、体重が増加し産道付近にも脂肪がついてしまうので、赤ちゃんが出てくるのに時間がかかってしまいます。産院がスクワットや階段昇降を勧めるのは、骨盤の開閉をスムーズにする効果があるからです。

お腹が大きく重たいと、猫背になって運動不足になるため骨盤が硬くなります。背筋を伸ばしてスクワットを行うことで、骨盤周りの筋肉がゆるみ、子宮口が開きやすくなるので赤ちゃんが出てきやすくなるそうです。また臨月であれば、陣痛を促進する効果もあるそうですが、やり過ぎると破水するケースもあるので適度に行うのがよいでしょう。(小児科看護師)
週数が増えるにつれて体重が増加すると、産道周辺についた脂肪が原因で赤ちゃんが下りてきづらくなり、子宮の収縮が弱まってしまいます。脚力や骨盤底筋を鍛える階段昇降やスクワットは運動不足の解消にもなり、骨盤が開いて産道が広がるので安産につながります。(看護師)

お腹が張りやすい人や、動くのが辛い場合は血流をよくすることを心がけて

運動が安産によいとわかっていても、ちょっと力をいれるだけでお腹が張ってしまう人もいるでしょう。そういう人は無理をせず、スクワットなどの運動の代わりに、全身の血流をよくするようにすれば陣痛を促す効果があるようだと、看護師さんたちは説明しています。

階段の昇り降りやスクワットは、いずれも陣痛を促し子宮口を開きやすくする効果があるようです。しかし、お腹が張りやすかったり大きいお腹では辛いという場合は、温かい湯船に浸かる・腰にシャワーをあてて血流をよくするというのも、陣痛を促す効果があるそうです。(産科看護師)

お腹が大きくなってくると身体の自由がきかなくなるので、どうしても運動不足になりがちです。産道に脂肪がつくと赤ちゃんがスムーズに下りてこられなくなるので、日頃からスクワットなどで骨盤底筋を鍛え、骨盤を開きやすくすることが安産につながるようです。大きなお腹が辛くてスクワットなんて無理!という人は、お風呂などで血流を良くすることを心がけてみてください。


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