感染症予防

2015/10/06

母乳の免疫が切れる時期、赤ちゃんの感染症対策とは?

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母乳の免疫が切れる時期、赤ちゃんの感染症対策とは?

生後6カ月までの赤ちゃんは、母乳から免疫物質を受け取るため、病気にかかりにくいとされています。免疫が切れる時期からの感染症を心配するママに対して、医師や看護師さんはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「感染症への対策法を教えてください」

8カ月の子どもは、幸い、これまで熱を出すこともなく順調に成長してきました。そろそろ母乳由来の免疫も切れてくる頃なので感染症が心配ですが、この時期、特に注意すべきことはあるでしょうか。子どもは手洗いやうがい、マスクもできないので、どう予防すればよいかがわかりません。指をよくしゃぶるので、こまめに濡らしたガーゼで拭いてあげるようにはしていますが、その他にできることがあれば教えてください。(30代・女性)

生後6カ月以降の赤ちゃんへの感染症予防策

生後6カ月以降は様々な病気にかかりやすくなります。予防接種を計画的に行う、適度に身体を動かす、手洗いと十分な水分摂取をすることなどが感染症の予防になります。症状が出ているときは早めに受診しましょう。

お母さんからの免疫の効果がなくなる生後6カ月以降は、次々といろいろな病気にかかることがあります。なかには重症化したり、障がいが残ったりする可能性のある病気もあるため、計画的に予防接種を行います。また、風邪や胃腸炎などの病気にもかかりやすくなるので、発熱・発疹・鼻水・咳・嘔吐・下痢・機嫌が悪いなどの症状があるときは、早めに受診しましょう。(内科医師)
感染している人との接触は避け、風邪の季節の外出も控えた方がよいですが、かといって引きこもりになる必要はありません。昼間、起きているときは手足を動かしたりして、赤ちゃんに運動させてください。(産科看護師)
外から帰ってきたら、手はベビー用の石鹸などで優しく洗うようにします。うがいはできませんが、母乳か水などの水分を十分に飲ませることは予防効果があるといわれています。(内科医師)

親自身の感染症予防と環境の整え方

親自身も手洗いやうがいをこまめに行って感染症を予防すること、赤ちゃんにうつさないようにすることが大切です。また、部屋の掃除や換気、布団を清潔にすることを心がけましょう。

生後8カ月では、まだうがいなどもできないので、お母さんが感染予防に気をつける必要があります。赤ちゃんに触れるときは事前に手洗いを行ってください。また、部屋にホコリがたまらないように、こまめに掃除や換気を行いましょう。赤ちゃんの布団は、干したり布団クリーナーで清潔にしてください。(産科看護師)
ウイルスや細菌は乾燥していると感染しやすいので、適度な加湿を保つために加湿器などを部屋に置くのも効果があります。また親からうつさないよう、親自身も手洗いやうがいをこまめにするように心がけてください。(内科医師)

この時期は母親からの免疫効果がなくなり、様々な病気にかかりやすいもの。感染症の予防として、計画的な予防接種、手洗いや十分な水分補給、発症時の早めの受診、親自身の感染症予防、赤ちゃんへうつさないこと、衛生的な環境づくりなどがポイントのようです。


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