育児ストレス

2015/10/08

産後少し経ち、育児中も怒りが抑えきれなく・・・なぜ?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

産後少し経ち、育児中も怒りが抑えきれなく・・・なぜ?

子どもを育てていると色々なことがありますが、やはり癒されることの方が多いのではないでしょうか。しかし、楽しかったはずの育児でイライラするようになり、抑えられずに怒鳴ってしまうこともあるという相談に、医師や看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの相談:「産後の心境に変化が。すぐにイライラして自分が抑えられない」

2人目を出産した後は、1人目が赤ちゃん返りをしたりイヤイヤ期に突入したりして、ややこしかったですが、2人目にいつも癒されて育児中に感情的になることはありませんでした。しかし最近、腹が立つと怒りを抑えることができず、子どもに怒鳴ったり、悪い言葉遣いでキレてしまいます。これは 出産と何か関係あるのでしょうか。今まで頭ごなしに怒りをぶつけることなどなかったのに、今の自分がすごく嫌いです。(30代・女性)

産後はホルモンバランスの変化で情緒不安定に

産後はホルモンバランスの乱れが原因で、精神的に不安定になり、イライラしたり悲しくなったりすることがあります。これは仕方がないことなので、自分を責める必要はないと医師や看護師さんは説明しています。

産後のホルモンバランスの変化や育児疲れやストレスで、感情がコントロールできずに些細なことでイライラしたり理由もなく涙が出たりしますが、自分が悪いわけではありません。子どもを怒鳴っても少し落ち着いたら抱きしめ、ママの気持ちをお子さんに話してあげてください。(産科看護師)
妊娠中はエストロゲンという女性ホルモンが増えますが、産後一気に減少するためホルモンバランスが崩れて、精神的にも不安定になりやすいといわれています。特に産後6カ月以内はこのような傾向が強く、イライラしたり落ち込みやすかったり、怒鳴ってしまったり感情を抑えられなかったりします。(内科医師)
産後6カ月~1年ぐらい経てば、ホルモンバランスも整い徐々に落ち着いてきますが、育児や家事に追われ周囲の方(特にご主人)に手伝ってもらえず1人で抱え込むと、ずっとイライラが続く可能性もあります。しかしホルモンのせいなので、自分のことを嫌になったりしなくて大丈夫です。(内科医師)

不満は抱え込まず、気持ちに余裕を

育児中は何かとストレスがたまりやすく、また、産後しばらくの間はホルモンの影響でなおさらです。身近な人に不満はできるだけ吐き出し、少しでもよいので気分転換をしましょう。

大声をあげそうになったら、深呼吸して気持ちを鎮めましょう。短時間でよいので自分だけの時間を作り、雑誌を見たり音楽を聞いたり好きなことをして気分転換してください。お子さんを連れての散歩もよいですし、ママ友とお茶しておしゃべりするのもよいでしょう。(産科看護師)
気持ちに余裕を持つことが大切なので、不満を自分の中にため込まず、家族や友人に愚痴ってください。どうしても感情をコントロールできない場合は、心療内科のカウンセリングを受けたり、保健所で保健師に相談するのもよいです。(産科看護師)
ご主人やご両親などにつらい気持ちを話すようにして、ご主人には一つだけでもよいので育児を手伝ってもらい、なるべく負担を減らすようにしてください。(内科医師)

産後は、自分ではどうすることもできない感情の乱れが起こりやすいようです。1年以上経つと落ち着いてくると思うので、今はできるだけストレスをため込まないように心がけてください。


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