ジフテリア

2015/11/18

子供のジフテリアの症状、ママにできる予防法は?

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子供のジフテリアの症状、ママにできる予防法は?

ジフテリアは、ジフテリア菌が神経系や呼吸器に侵入して発症する感染症です。病気の進行が早く、呼吸困難などで死に至ることもあり、注意が必要です。四種混合ワクチンの接種によって、感染を予防することができます。ジフテリアの症状や予防接種についてまとめました。

ジフテリアってどのような病気?

ジフテリアは、ジフテリア菌が感染して起こる病気です。呼吸困難や神経障害を引き起こし、命に関わることもあります。その多くは、咳やくしゃみなどを介して、人から人へと飛沫感染します。潜伏期間があるため、無症状で感染に気づかない保菌者がほとんどです。そのため、知らないうちに伝染してしまうことの多い病気です。

ジフテリアの症状について

ジフテリアの潜伏期間は2~4日ほどで、自覚症状として、まず喉の痛み・腫れと熱が出ます。熱の程度は高熱から微熱まで様々です。咳が犬の遠吠えのようになったり、声が枯れることもあります。

ジフテリアの特徴は、ジフテリア菌が出す大量のジフテリア毒素で粘膜の細胞が死滅し、その結果、喉の奥に「偽膜」と呼ばれる白い膜ができることです。この偽膜は剥がれにくく、剥がすには出血をともないます。また、鼻の粘膜に偽膜ができると、鼻水に血が混ざります。

ジフテリア菌が出すジフテリア毒素によって、神経麻痺や心筋障害(心臓の筋肉に炎症が起こる)などの合併症が起こることがあります。その結果、呼吸困難などで死亡したり、心臓が急に止まって死に至ることもあります。ジフテリア発症直後だけでなく、病気から回復した後しばらく経ってから合併症を引き起こす恐れもあるため、感染後1ヶ月くらいは注意が必要です。

ジフテリア予防には予防接種が有効

ジフテリアは病気の進行が早いため、もしかかった場合は早期治療が大切です。病院での治療は、抗生物質の投与と、ジフテリアの毒素を中和するための投薬が行われます。

日本国内でも戦後は多くの死者を出したジフテリアですが、予防接種の普及にともない、現在、国内ではほとんど見られない病気になりました。(海外では流行している国もあるため、予防が必要です。)

ジフテリアは、定期接種として定められている四種混合ワクチン(ジフテリア・百日ぜき・破傷風・ポリオ)に含まれています。予防接種を受けることが、ママにできる有効な予防法になります。


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