肺炎

2015/11/18

子どもが起こしやすい肺炎の原因や症状、ケアについて

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子どもが起こしやすい肺炎の原因や症状、ケアについて

咳が続いているなと思ったら、いつの間にか肺炎になっていた、ということもしばしば起きてしまう子どもの肺炎。周囲の大人が風邪との違いに気づき、早めに対処することで重症化するのを防ぐことができます。子どもに多い肺炎の原因や症状、対処法について解説します。

肺炎ってどんな病気?

肺炎は、肺に炎症が起こる病気です。肺炎には、原因別に大きく分けて3種類あります。

1つ目は「細菌性肺炎」です。症状が急激に重症化するという特徴があり、40℃前後の高熱が出たり、激しい咳が出たりします。また、呼吸がしにくくなり、浅い呼吸を繰り返したり、ひどい場合には痰に血が混じったりすることもあります。
2つ目は「ウイルス性肺炎」です。子どもの肺炎患者の中でも特に多く、ほとんどの場合は風邪が原因となって発症します。風邪に比べ、乾いた咳や発熱が長期間続くという症状が特徴です。肺炎と気付かず対応が遅れてしまうこともあります。
3つ目は「マイコプラズマ肺炎」です。保育園や学校など集団生活を送っている場合に感染しやすい肺炎です。発熱や咳が長期間続いたり、早朝や夜間に発熱したり咳が強くなったりするのが特徴です。

肺炎の原因は?

子どもの場合、ほとんどが風邪の病原体が原因で肺炎を起こします。子どもは大人に比べて呼吸器系の抵抗力が弱いため、病原体が肺にまで届いてしまいます。その結果、「ウイルス性肺炎」を引き起こしてしまいます。また「細菌性肺炎」も風邪や気管支炎が原因となって発症することが多いです。「マイコプラズマ肺炎」は、細菌とウイルスの間ほどの大きさの病原体が原因となって引き起こされます。

肺炎の症状

風邪から肺炎へと移行していくことが多いため、肺炎の最初の症状は、のどの痛みや鼻水などです。
「ウイルス性肺炎」の場合は、その後1週間ほど37~39度の熱が続き、乾いた咳が1~2週間続きます。食欲が落ちず、一見元気に見えることも多いため、風邪が長引いているようだと、子どもの様子をしっかり観察することが大切です。
「細菌性肺炎」の場合は、39~40度の高熱が突然出たり、痰が絡んだ激しい咳が続いたりします。悪化すると、肺に膿がたまってしまうことも。2~3日の発熱の後、再び40度近い熱が出ることもあります。重症化すると、血の混じった痰を吐いたり、呼吸のたびに鼻が膨らんだりします。

ママができる家庭でのケア

室内が乾燥すると、咳が出やすくなるため、濡れたタオルを干したり、加湿器を使ったり、水をはった洗面器を置いたりし、室内の湿度を60%前後に保つようにしてください。夜間に咳がひどくなる場合には、背中に枕やタオルなどを挟み、上半身を起こした姿勢で寝かせてあげると楽に呼吸ができるようになります。また、寝ている間に咳がひどくなったときには、横向きに寝かせ、背中を軽くたたいたり、水分をとらせたりするとよいでしょう。痰は喉が湿っていると切れやすくなるため、こまめな水分補給が有効です。


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