ロングフライト血栓

妊娠中の旅行時は気を付けて!ロングフライト血栓症とは?

妊娠中に注意すべきことは多くありますが、その1つに「ロングフライト血栓症」があります。妊娠中や出産後になりやすいと言われるロングフライト血栓症。命の危険が伴うこともあるこの症状について、また、予防するにはどうすればいいのか、ご紹介します。

ロングフライト血栓症とは

ロングフライト血栓症とは、長時間同じ姿勢でいることにより血栓という血のかたまりが生じ、そのかたまりが肺動脈を詰まらせる病気を指します。かつては、飛行機のエコノミークラスで長時間座り続けた場合に生じやすいことから「エコノミークラス症候群」と呼ばれていました。しかし、ビジネスクラスや自動車、長距離バスなどでも生じることから、ロングフライト血栓症と呼ばれるようになりました。
ロングフライト血栓症では、まずふくらはぎの深部静脈に血栓ができ、大きくなることで太ももや骨盤内の深部静脈を塞いでしまいます。そして、その血栓が何かの拍子で剥がれ落ち、心臓を通って肺の動脈を詰まらせてしまいます。血栓が肺の動脈を詰まらせてしまうと、息切れや呼吸困難、最悪の場合には死亡する可能性もあるので注意が必要です。

妊娠中や出産後はロングフライト血栓症になりやすい?

一般的に乗り物に乗る時間が6時間を越える場合は発症率が高まると言われているので、注意が必要です。なお、よりロングフライト血栓症を注意しなければならない人は喫煙者、中高年者、生活習慣病の人など多くいるのですが、妊娠中や出産後の人もロングフライト血栓症になりやすいとされています。念のため、旅行前には飛行機の搭乗して問題はないかなど、産婦人科医に確認をするようにしましょう。

ロングフライト血栓症を防ぐには?

水分不足に気をつけ、こまめな水分補給を欠かさないことが重要です。水分が不足すると血栓ができやすくなるからです。ただ、コーヒーやお茶などのカフェインが入った飲み物やアルコールには利尿作用があるため、飲み過ぎには注意しましょう。また、ゆったりとした服装を心掛けたり、できる限り脚を動かすことが大切です。2時間に1度は立って歩くように心がけ、歩くことが難しい場合は座ったままの足踏みや足の指でじゃんけんをするなどして足を動かすようにしましょう。足のマッサージや深呼吸でリラックスを心掛けることもとても大事です。

ロングフライト血栓症の症状や予防についてお分かりいただけたでしょうか?水分補給をしっかりと行ない、気分転換と運動をすることで発症の確率を下げることのできる病気です。パーキングエリアで買い物をする、飛行機から景色を見るなど、同じ姿勢が続かないように意識しておきましょう。


2015/10/08

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事