発達障がい

2015/10/20

子どもが広汎性発達障害と診断されたら

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子どもが広汎性発達障害と診断されたら

子どもに対して他の子に比べて言葉が遅い、こっちの言っていることが上手く伝わらないなどといった育てづらさを感じているなら、広汎性発達障害という名の発達障害が潜んでいるかもしれません。広汎性発達障害はどんな病気なのか、そしてママが子どもにしてあげられることは?という疑問にお答えします。

広汎性発達障害とは

広汎性発達障害はまたの名を”自閉症スペクトラム”とよばれ、自閉症、アスペルガー症候群、レット症候群等、社会性に問題がみられる発達障害の総称です。社会性、想像力、コミュニケーションすべての項目に障害がある、または発達具合に凹凸がみられるなど人によって異なります。

原因と症状について

はっきりとした原因は特定できていませんが、一説によると生物学的要因によるもの、つまり遺伝が原因で起こりうると考えられています。発達障害は脳が形成する段階で決定されている先天性のものなので、生まれた後に育て方やしつけが間違っていたからという後天性のものが原因ではありません。
症状の特徴として、興味の幅が限定的で、特定の物に執着する傾向があります。環境の変化に対応することが難しく、突然のルール変更や、クラス替えといった変わったことが起こるとパニックを起こしたり、なかなか馴染めないなどの問題も抱える傾向にあります。学習面では抽象的な概念を理解することが難しいので、国語の作文や文章題が苦手に感じることがあるかもしれません。

親がしてあげられることは何か

発達障害は治る!という看板を掲げている幼児教室等をよく目にしますが、発達障害はその子の生まれ持った特性のため成長とともに障害の程度が軽くなることはあっても、完全に治癒することはありません。障害をもちながら成長しても生活上でできるだけ困らないようにその子に合った支援を行うことが大切です。これらの営みは療育の基本的な考え方に基づいています。小児専門医や療育の専門スタッフと話し合いながらそのときに必要な支援を臨機応変に考える必要があります。

同じ位の月齢の子と比べると、どんどん置いていかれてしまう気がして親の方がつい焦ってしまいますよね。焦りが苛立ちとなって子どもに伝わってしまってはかえって逆効果。発達障害があったとしても少しずつゆっくりと、でも着実に成長しています。大らかな気持ちで見守ってあげることが子どもの健やかな成長につながります。


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