性器・包茎

2015/10/21

子供の包茎、ママはどんなことに注意して見守ればいいの?

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子供の包茎、ママはどんなことに注意して見守ればいいの?

子どもの包茎に対する考えは、世界各国で様々です。新生児のうちに手術を行っているアメリカ、あまり手術は行われないヨーロッパや日本。現在の日本では、問題がなければ、小さいうちは気にしなくてもいいという意見が主流になっていますが、ママとして、どのように見守っていけばよいのでしょうか?

子どもの包茎が問題となるのは?

包茎とは、おちんちんの先の包皮(おちんちんを包んでいる皮)の口が狭いために、包皮をむいて亀頭を完全に露出することができない状態のことをいいます。赤ちゃんの包茎は当たり前のことで、通常はそのまま放っておいても問題ありません。成長過程で、自分でいじったり、勃起したりすることによって、自然にむけていきます。

気にしなければならないのは「真性包茎」の場合です。小児の定期検診で、お医者さんは必ず、おちんちんの様子を確認します。包皮を少し下に引っ張って、5ミリ程度の穴が見られればOKなのですが、亀頭との癒着が強すぎて問題がある場合は、治療を勧められることがあるかもしれません。

この場合の問題というのは、次のようなことをいいます。

●排尿時の包皮のふくらみ
包皮口が狭いと、排尿時におしっこが溜まり、バルーン状にふくらみます。そのため、おしっこがあちこちへ飛び散ってしまいます。幼稚園、小学校などの集団生活上、困ることがあります。

●亀頭包皮炎
おちんちんの先が赤く腫れて痛がります。たびたび繰り返すようだと、治療を考えた方がよいかもしれません。

●尿路感染症
おしっこに細菌がはいって逆流し、腎臓や膀胱で炎症を起こす病気です。包茎の子どもの方が、感染症にかかる頻度が高いという報告があります。

治療の方法は?

もし、ご両親の判断で治療をすることを決めたなら、小児科または泌尿器科に相談しましょう。次のような治療方法があります。

●手術療法
亀頭を包んでいる包皮を輪状に切除する「環状切除術」と、狭い包皮口を切開してむきやすくする手術法があります。短時間の全身麻酔を使って行います。

●ステロイド療法
近年、多くの医療機関でとられている、痛みの少ない治療法です。包皮を根元側にひっぱりながら、周囲に弱いステロイド軟膏(キンダベートやロコイドなど)を1日1~2回塗る治療です。塗り始めて2週間程度で包皮口が開いてきます。簡単で効果が高いとされる治療法です。

思春期になると、おちんちんの悩みを親に相談することも難しくなっていきます。将来、息子さんが困るからと、急いで治療をしなければならないということではありません。性にまつわることでも、親子で気軽に話せる、そのような環境を築いていくことも大切ではないでしょうか。


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