オスグッド・シュラッター病

2015/10/21

子供がオスグッド・シュラッター病に…原因と治療法は?

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子供がオスグッド・シュラッター病に…原因と治療法は?

スポーツをしている成長期の子どもに見られる病気のひとつ、オスグッド・シュラッター病。急激に発育する時期に発症し、場合によってはスポーツを控えるように言われることもあります。オスグッド・シュラッター病の原因と症状、治療方法などを解説します。

オスグッド・シュラッター病の症状

オスグッド・シュラッター病は10歳~15歳位の成長期のスポーツをする子供に起こりやすく、膝のお皿の下の骨(脛骨結節)が徐々に出てきて痛みを伴うものです。痛みのため、一時的にスポーツを続けられなくこともあります。
オスグッド・シュラッター病の症状は、お皿の下の骨が出てくることと、スポーツ時や押した時の痛みです。スポーツを休んでいると痛みがなくなりますが、スポーツを始めるとまた痛くなります。骨が剥離しているかどうかはレントゲン検査でわかります。

オスグッド・シュラッター病の原因

オスグッド・シュラッター病は、成長の激しい時期に、飛んだり跳ねたりする運動やボールを蹴る運動をしすぎることで発症します。 太ももの前の筋肉はお皿(膝蓋骨)を介してすねの骨(脛骨)の一部(脛骨粗面)につながっています。膝を伸ばす運動を繰り返すことで、太ももの前の筋肉がこの付着部分にある軟骨部を引っ張り、負荷が過剰になると炎症を起こしたり剥離してしまいます。成長期の子供の骨は軟骨から急激に成長する時期であり、障害を起こしやすくなっているところに過度の負担がかかることが原因です。

オスグッド・シュラッター病の治療法

発症後半年程度はスポーツをすることで痛みが強くなってしまいますが、成長が落ち着いてくれば痛みもなくなります。そのため、痛みの強い間はスポーツを控えますが、通常は症状に合わせて、オスグッド用のベルトを装着して痛みの出ない程度の運動を続けるように指導されます。体が固く筋肉の伸びが悪いと負担が大きくなるので、運動前に太ももをのばすストレッチングを十分に行いましょう。運動後は、お皿の下や周囲のアイシングを行い、痛みの強い時は湿布などをします。まれに、剥離した骨が遊離してしまい、膝をついた時の痛みが強い時は手術をすることもあります。

オスグッド・シュラッター病の予防法

中学生くらいまでは、膝の負担になる膝を深く曲げる運動は避けましょう。痛みがある時の無理なストレッチングも避けてください。痛みのあるなしに関わらず、運動後はしっかりとアイシングを行うことが大切です。時々は保護者が運動を休ませて、体の疲れをためないように注意することも必要です。風呂につかりながら太もも部を軽くマッサージして筋肉の疲れをとるのもよいでしょう。

小学校高学年から中学校の成長期の子供が十分に休息を取れるように、生活面でも気を付けてあげましょう。もし膝下の痛みなどオスグッドが疑われる症状があれば、早めに整形外科を受診してください。


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