クッシング症候群

2015/10/21

糖尿病になることも…クッシング症候群の原因や症状

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糖尿病になることも…クッシング症候群の原因や症状

副腎に何らかの障害が出ることから発症するクッシング症候群は、治療せずに放っておくことで糖尿病や骨粗しょう症のリスクが高まるとされている病気です。子供のクッシング症候群について、その症状の特徴や治療、病気になった際に周辺が気をつけることについてまとめました。

成長期なのに身長が伸びない?

クッシング症候群を発症すると、体型が丸みを帯びて肥満症のようになり、顔は膨らんだように丸くなります。これらの特徴は中心性肥満や満月様顔貌と呼ばれ、クッシング症候群の特徴とされています。手足は細いのに胴体に脂肪が付き、身長もあまり伸びません。これはコルチゾールという副腎皮質ステロイドホルモンが過剰に分泌されることで引き起こされます。
長期化すると皮膚が薄くなり毛細血管が透けて肌がピンク色に見えたり、皮下出血しやすい状態になります。自分では気付かないうちに手足にアザが出来ていることを不審に思い、病気が発覚することもあります。
クッシング症候群を治療せずに放置すると、免疫不全や敗血症を引き起こし、ひどい場合には命に関わることもありますから、早期に病院を受診することが大切です。

クッシング症候群の原因

コルチゾールは、下垂体から出るACTHというホルモンの影響を受けて分泌されるため、クッシング症候群は下垂体やACTHの分泌異常が原因となっている場合と、コルチゾールを分泌させる副腎に異常がある場合があります。下垂体の異常では、ACTHを作り出す腺腫が下垂体に出来てしまうことが原因とされますが、なぜ腺腫が出来るかについては、まだ解明されていません。
コルチゾール自体は人間が生きていく上で不可欠とされるホルモンですが、過剰に分泌されることでさまざまな障害が出てしまうのです。

クッシング症候群の治療や家庭で気をつけることは?

クッシング症候群のほとんどは下垂体腺腫が原因となっているため、クッシング症候群の治療には腺腫を手術で摘出することが良いとされています。同時に薬や注射の投与も受け、コルチゾールの産生を抑える治療が行なわれます。

クッシング症候群になると筋力が落ちるため、日常生活では転倒をしないように気をつけましょう。また、骨も弱くなっていますから、家の中の段差を少なくして、つまずかないように配慮してあげることも大切です。
免疫力の低下ではウイルスの感染で病気にかかりやすく、外出の時や人と接する時にはマスクをつけるなど、普段から気をつけて生活するようにしましょう。


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