カルシウム

赤ちゃんもママも健康に!妊娠中のカルシウム摂取について

女性に知っておいてほしい栄養素のひとつにカルシウムがあります。妊婦さんの場合は赤ちゃんの発育のためにも必要となるカルシウム。閉経後はもともとカルシウムが不足しやすいのですが、妊娠・出産で大量のカルシウムを消費することで骨粗しょう症のリスクも更に高まるといわれています。女性の一生に深く関わりのあるカルシウムとは何かをお伝えします。

妊娠中は赤ちゃんの分も!

カルシウムは骨や歯を作る素となるものです。妊娠中は、赤ちゃんの骨や歯を形成することが優先されますので、妊婦さんにとっては赤ちゃんの分も意識して摂取しておきたいですね。カルシウムが足りなくなると、赤ちゃんの発育に影響を与え、妊婦さん自身の骨密度が低下したり歯がもろくなったりするほか、妊娠高血圧症にかかりやすくなったりする可能性があります。妊婦さんは妊娠していない女性の1.5倍のカルシウムが必要と言われています。
妊娠中だけではなく出産後は授乳のために大切な栄養素となりますので、妊娠中から出産後まで意識して摂取することをおすすめします。

カルシウムを含む食材

カルシウムを手軽に摂取するには、やはり普段の食事で意識することが大切です。干しエビや煮干し、小松菜やひじき、豆腐などの大豆製品、牛乳やチーズなどに多く含まれます。つわりなどで食欲がないときは、サプリメントで摂取しておくことをおすすめします。カルシウムは摂り過ぎても良くありません。過剰摂取にならないよう、規定量を守ってください。

カルシウムの吸収を良くするために、マグネシウムを合わせて摂ると良いです。カルシウム2~3に対してマグネシウム1の割合が適量です。マグネシウムが豊富な食材は、ナッツ、ひじき、納豆、煮干しなどです。食事で摂れない場合は、カルシウム・マグネシウムがセットになったサプリメントが販売されていますので活用も考えてみてはいかがでしょうか。

妊娠すると腸管からカルシウムを吸収しようとする働きが高まるともいわれています。妊婦さんの体では、カルシウムは大切な栄養素として扱われているのですね。

過剰摂取に注意

このように大切な役割をもつカルシウムですが、たくさん摂取するほど良い訳ではありません。過剰に摂取すると便秘や吐き気などを起こす高カルシウム血症になったり、鉄や亜鉛、マグネシウムといった他の栄養素の吸収を邪魔してしまったりすることがあります。食品だけで過剰摂取になることはあまりありませんが、サプリメントの類は用法・用量をきちんと守って服用しましょう。

また妊娠中にカルシウムを意識するあまりチーズなどの乳製品を摂りすぎ、体重が増加してしまう妊婦さんが近年多くみられます。体重増加は健康な妊娠生活の大敵です。栄養バランスとともに、カロリーや体重にも気を配りましょう。

骨の形成を促しているのは…

女性ホルモンのひとつである、エストロゲン(卵胞ホルモン)は骨を形成する役割を担っています。閉経後の女性に骨粗しょう症が多いのも、ホルモンの分泌が少なくなっていくからなのです。お年寄りが転倒して骨折をしたという話を聞いたことはありませんか?特に女性は妊娠・出産を経験すると骨密度も低下しやすい上に、閉経後はホルモンによる影響で骨がもろくなりやすいようです。そのためカルシウムは一生を通じて摂取しておきたい栄養素です。妊娠出産を経験する20,30代から意識して摂っておくことで将来、骨折などのアクシデントも防げるのではないでしょうか。


2015/10/09

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