アレルギー性鼻炎

2015/10/22

子供のアレルギー性鼻炎の特徴や症状、対処法について

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子供のアレルギー性鼻炎の特徴や症状、対処法について

子供が鼻水や鼻詰まりを繰り返すなら、それは風邪ではなくアレルギー性鼻炎なのかもしれません。子供のアレルギー性鼻炎は気づかれにくいことも多いのですが、小さな子供が鼻の症状に苦しみ続けることのないよう、早めに気づいて症状を軽減させてあげましょう。子供のアレルギー性鼻炎の特徴と対処法について説明していきます。

アレルギー性鼻炎とは?

アレルギー性鼻炎は、何らかの物質にアレルギーを起こして鼻炎の症状が起こってしまう病気です。例えば「花粉症」がよく知られています。

アレルギーは、私達の体に備わっている免疫機能が、体内に入ってきたアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)を排除しようとする時に自分の体を攻撃して起こる反応です。

アレルギー体質のない人はアレルゲンとなる物質に接触してもアレルギー反応は起こりません。またアレルギーを起こす人もアレルゲンにさえ接触しなければ大丈夫です。

子供のアレルギー性鼻炎に多いのはスギ花粉による花粉症です。そのほかにヒノキやシラカバ、イネ科の草花、ブタクサなどキク科の植物で花粉症を起こす子供もいます。

また花粉症以外に、ダニ、ハウスダスト、カビ、動物が原因でアレルギー性鼻炎を起こす場合もあります。

アレルギー性鼻炎を引き起こすと主に、くしゃみ、鼻のかゆみ、鼻水、鼻詰まり、といった鼻炎の症状があらわれます。また鼻詰まりに伴って頭の重い感じ、頭痛、倦怠感、目の痒みなどが起こりやすくなります。

子供の場合、大人のアレルギー性鼻炎と症状の出方が少し異なるので、子供に症状が出始めても周囲の大人はアレルギー性だと気づきにくい場合も多いようです。

子供のアレルギー性鼻炎は、くしゃみや鼻水よりも、鼻詰まりの息苦しさによる口呼吸、食欲不振、倦怠感が目立ちます。また花粉症の場合は、結膜炎を起こして目が充血したり目の周りのかゆみや腫れぼったい感じを伴ったりすることもあります。小さい子供が鼻の周りをやたらといじっているなら、鼻炎のせいで鼻が不快なのかもしれません。

子供のアレルギー性鼻炎が疑われる場合は

子供が慢性的に鼻炎を起こしていたり、風邪をひいていないのに季節の変わり目に症状が出たりするようなら、アレルギー性鼻炎を疑い耳鼻科を受診させましょう。

アレルギー検査によって、アレルギーの有無やアレルゲンが何か明らかにすることができます。また症状は鼻炎の薬を処方してもらうことで軽減します。

アレルギー性鼻炎と診断されたら

もし子供がアレルギー性鼻炎と診断されたら、アレルゲンとなる物質を子供に近づけないようにします。

例えば春先の花粉症なら、スギなどの花粉が飛散する3月~5月の間は外出時にマスクやゴーグルを使わせ花粉に接触させないようにします。カモガヤがアレルゲンの子供は初夏に、ブタクサやヨモギがアレルゲンの子供は秋に飛散する花粉に注意が必要です。ダニやハウスダストがアレルゲンの子供がいる家庭では、こまめに掃除をしてください。

アレルギー性鼻炎に注意したい子供は?

子供のアレルギー性鼻炎は、親がアレルギー体質の場合に遺伝で発症しやすい傾向にあります。また小児ぜんそくなど、すでにアレルギー体質の場合もアレルギー性鼻炎を併発しやすくなります。

基本的には体質が関係しており、一度発症すると完治させることは難しいのですが、アレルゲンに接触さえしなければ、症状を抑えて元気に過ごしていくことも可能な病気です。まずは子供にアレルギー性鼻炎の兆候が見られたら早目に受診させ、アレルゲンが何かはっきりさせることからおすすめします。


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