喘息(ぜんそく)

子どもの気管支喘息の原因や症状、対処法は?

子供の息が苦しそう!もしかして、気管支喘息?咳が止まらずゼーゼーとひどい呼吸音が続いたり、顔色が変わってしまったり…子供の気管支喘息は、見ている親も本当に心配になります。急に発作が起きてしまったとき、病院に行くまでの間にできることはあるのでしょうか。

気管支喘息の原因って何?

気管支喘息の原因と考えられているのは、アレルギーです。

遺伝などでアレルギー体質を持っていると、ハウスダストや花粉などの原因物質を繰り返し吸い込み続けることで気管支が過敏になり、少しの刺激でも気管支に異常が起きるようになってきます。

その異常こそが「発作」と呼ばれる状態です。気管支が狭くなることで呼吸が苦しくなってしまい、さらに炎症が起きると、より小さな刺激にも反応してしまうほど過敏状態がひどくなります。ひどい過敏状態では、軽い風邪や気圧の変化などでも引き金となり、重篤な発作にもつながりかねません。

気管支喘息の症状って?

気管支喘息には、いくつかの特徴的な症状の現れ方があります。

ひとつは、息を吐くときに苦しそうであることが挙げられます。呼吸音のなかに、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」「ゼロゼロ」といった異音が混じり、十分に息を吐くことができないために呼気の延長も認められます。

また、そのような状態になる以前にタバコなどの煙を吸ったり、風邪をひいていたり、気圧の低下が生じる天気(台風や雨など)のときに繰り返しやすい等の特徴があったりする場合には、気管支喘息の可能性が高いと言えるでしょう。

気管支喘息と診断されたら

上記のような症状が続いたり、顔色が変わるほど呼吸が苦しくなったりすると多くの場合、小児科や呼吸器内科を受診します。

そこで気管支喘息と診断されると、呼吸を楽にする気管支拡張薬が処方され、吸入や内服をします。それでも治まらないようならステロイドの点滴が施され、ひどい場合には入院になることもあります。

自宅でできる対処法

気管支喘息の発作には強さの度合いに違いがありますので、家で対処できるか否かを最初に見極める必要があります。

「唇や顔の色が悪い」「息を吸う際に鼻を膨らませる」「呼吸のたびに胸がベコベコと凹む」「歩けない」などの症状があれば、たとえ夜中であっても直ちにかかりつけ医を受診しましょう。

そこまでの症状がない場合は、気管支拡張薬を処方されていれば、まず吸入または内服をし、少し様子をみます。寝ている姿勢で苦しがる場合は、上半身を起こしてあげると良いでしょう。痰が絡んでいると苦しいので、できるだけ痰を吐かせます。また水分が足りないと痰が固くなるので無理のない範囲で水分摂取も心がけます。

それでもあまり改善の様子が見られなければ、かかりつけ医の指示に従うか、心配であれば救急を受診しましょう。

長期的な予防が大切!

気管支喘息と診断された場合、自宅で過ごす際に気を付けるべきことは、生活環境の改善です。

ダニやホコリを減らす、極端な寒暖差が生じないようにする、家族で喫煙者がいる場合は禁煙をする、ペットは飼わないなど、元となる物質をできるだけ取り除く努力をしなければなりません。また、本人の体力づくりも重要なポイントのひとつです。

気管支喘息は一度の治療で治るものでなく長期的な予防治療が必要な病気ですので、一旦症状が治まったからといって、自己判断で予防治療を中断させてはなりません。数カ月にわたって発作がなくとも、治療が十分でなければ再発し、大人になるまで症状を持ちこしてしまうこともあります。そうなった場合、完治するのは非常に困難ですので、子供のうちに治してあげるようにしましょう。


2015/10/08

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