敗血症

子どもの「敗血症」ってどんな症状がでるの?

敗血症って聞いたことありますか?高熱・低体温・呼吸の乱れ等、様々な症状が起きます。しかし、パパやママがこの病気を判断するのは難しいかもしれません。ここでは、敗血症とはどのような状態で症状はどう出るのか、パパやママには何ができるのかを焦点にご紹介致します。

敗血症とは?どんな症状?

頻脈や毎分20回以上の多呼吸等の症状が表れます。また、白血球数が多くなったり、少なくなったりするのもこの症状の特徴です。基本的に診断の際には、これらの症状の2つ以上が見られた時に敗血症であると診断されます。
また、子供の敗血症の場合には、診断の数値は年齢によって異なり、この限りではありません。医師の診断によります。

敗血症は、毒性の強い細菌が免疫力が低下している体内に侵入することで起こります。主に、肺炎や髄膜炎や骨髄炎等それらの病に感染している時に敗血症を引き起こすのです。子供の場合には、生後3ヶ月〜3歳位までは、細菌が体内に侵入しても菌を殺す状態の菌血症である場合が多く敗血症にはなりにくい状態と言えます。しかし、未熟児や先天性の心疾患、外科手術後等は敗血症のリスクが高くなるので注意が必要です。

敗血症の診断と治療

敗血症の診断には血液検査が行われます。血液から病原体の検出を行うのです。白血球の数や毒性の強い細菌の特定等を行い、適した治療が行われます。治療には特定された病原菌に適した抗菌薬の投与や敗血症を引き起こした現疾患に対する治療を優先して行います。敗血症の症状である、血圧を保つための補液等の処置や呼吸を安定させるための人工呼吸、栄養状態の安定等も平行して行われるのが通常です。

敗血症は死にも至る恐ろしい病で、症状が改善しない場合には、重症敗血症や敗血症性ショック、多臓器不全等の状態も引き起こしかねません。敗血症性ショックの死亡率は現疾患の状態や年齢等にもよりますが、40%〜60%もあるとされ、非常に怖い病です。多臓器不全まで併発すると死亡率は更に上がるとされています。

パパやママは子供が重大な病や手術の後には、敗血症のリスクを考え充分な経過観察を行い、少しでも不安な状態が感じられた場合には、すぐに病院で受診することを忘れないでください。早い段階での治療が敗血症には望まれます。重大な病の後には検温を行いや呼吸の乱れ等がないか充分に注意してください。まだ小さいから免疫があるから大丈夫、という決めつけは厳禁です。未熟児で産まれた場合や先天性の疾患がある場合には特に注意が必要です。


2015/10/08

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