アロマセラピー

2015/10/08

妊娠中のアロマセラピー、その楽しみ方と注意点について

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妊娠中のアロマセラピー、その楽しみ方と注意点について

妊娠中の気分転換やリラックスにぜひ活用したいアロマセラピー。お母さんがリラックスすることはお腹の赤ちゃんも喜びます。妊娠中にアロマセラピーを取り入れるときの注意点とともに、妊娠初期のプレママに適したアロマセラピーの楽しみかたをご紹介します。

妊娠中にもぜひ取り入れたいアロマセラピー

お腹の赤ちゃんとともに過ごす幸せに満ちた妊娠期間ですが、体の変化やつわりによる不安定な体調、仕事との両立など、何かとナイーブな気持ちと共に過ごす期間でもあることでしょう。

植物の花や果皮、樹皮などから抽出された天然の素材、「精油(エッセンシャルオイル)」を用いて、ストレスケアやリラクゼーションといった心身の健康に役立てる「アロマセラピー」は、つわりや気分の落ち込みなど、妊娠中にあらわれやすい症状にもやさしい作用で働きかけます。薬の使用も制限されてしまうマタニティライフをより快適に送るために、プレママには適した自然療法と言えるでしょう。

ただし、妊娠中のアロマセラピーには注意が必要なこともあります。そう聞くと、なんだか怖くなってしまうかもしれませんが、基本的なことを守っていれば妊娠中でも十分に効果を楽しむことができます。上手に取り入れて、心も体も安定した毎日を送りたいですね。

妊娠中のアロマセラピー ここに気をつけて

アロマセラピーには、主に、香りを拡散させて楽しむ「芳香浴法」、入浴時に精油を用いる「沐浴法」、肌に塗布する「トリートメント法」があります。中でも香りを楽しむ芳香浴法は、妊娠初期から全期間を通して楽しむことができます。好きな香りを楽しみ、リラックスした状態は、お腹の赤ちゃんにもいい影響を与えるでしょう。ただし、妊娠中は味覚や嗅覚が敏感になり、嗜好に変化が起きることはよくあることです。妊娠前に好きだった香りが、苦手になってしまうとこともありますので気をつけましょう。沐浴法、トリートメント法に関しては、安定期に入り、担当の医師の許可がおりてからが望ましいとされています。

妊娠中には各時期によって使用を控えたほうがよいとされている精油があります。
ペパーミント、ジュニパー、クラリセージ、マージョラム、サイプレス、ジャスミン、ローズ、ローズマリー、ラベンダー、フランキンセンスなどは、それぞれ通経作用(月経を促す)やホルモン調整作用、刺激作用があるため、妊娠中には望ましくないとされているのです。精油には必ず禁忌事項が記載されていますので、よく確認することも大切です。

このような精油も、芳香浴法で香りを楽しむ程度であれば使用は問題ないと言われています。肌からの吸収が考えられる沐浴法やトリートメント法では、控えるべき時期を確認のうえ、妊婦へのトリートメントについて専門的な正しい知識を習得している信頼のおけるセラピストに施術してもらうことが大切です。

また、アロマに関する商品の中には、合成香料を使用したものが多く存在しています。それらは「精油(エッセンシャルオイル)」とは違うもので、本来のアロマセラピーに使用するものではありません。購入する際には、表示に学名や産地が記載されているもの、精油として認定されているブランドを選ぶようにしましょう。

妊娠初期におすすめの楽しみかたとは?

芳香浴は、体調が不安定な妊娠初期にもおすすめの楽しみかたです。
キャンドル式の芳香拡散器や電気式芳香拡散器(ディフューザー)を用いて、お部屋で好きな香りを楽しみましょう。また、無水エタノール5mlに精油を5滴ほど加えたのち、精製水を45ml加え、良く振って混ぜると、ルームスプレーとして使用することができます。

つわりの不快感緩和には、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリンなどの柑橘系のさわやかな香りがおすすめです。気持ちがスッキリするほか食欲増進の作用があります。また、リラックス効果には、ネロリ、ラベンダー、ベルガモットなど緊張を解きほぐす作用がある精油がいいでしょう。一般的に柑橘系の香りは、妊婦さんに好まれる傾向があるようです。ただし、妊娠中は、あまりに長い時間の芳香浴は避けるようにしましょう。 精油のもつ作用を正しく理解して、快適なマタニティライフを過ごしてくださいね。


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