浮腫検査

妊婦とむくみの関係と、浮腫検査をする理由について

特にむくみやすい体質でなくても、妊娠中はむくみやすい傾向にあります。でも、どうしてむくみやすくなってしまうのでしょうか?また、赤ちゃんへの影響はどうなのでしょうか?今回はそんなむくみについての疑問にお答えしていきたいと思います。

浮腫検査と、浮腫検査を行なう時期とは

足のすねを指で押し、むくみ度合いをみます。この検査は妊娠中期である12週以降、毎回行ないます。

妊婦健診で浮腫検査を行なう理由とは

むくみがひどい場合には、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の可能性も考えられるためです。

妊婦がむくみやすいのはなぜ?

妊娠12週あたりから体内の血液が増え始めるためです。正確には血液内の「血漿(けっしょう)」という液体が赤血球などの血球成分よりも多く増えるのです。この血漿には血球などの細胞は含まれておらず、90%以上が水です。血漿はさらさらの状態で血管をスムーズに流れやすく、血栓ができるのを防いでくれます。そのため胎盤の循環が良くなり、赤ちゃんへ栄養が届きやすくなるのです。また、大きくなった赤ちゃんの重みが脚の付け根にかかることで、脚の付け根の太い血管が圧迫され、むくんでしまう場合もあります。つまり、妊娠中は赤ちゃんの分も含めて栄養や酸素、老廃物を運搬するため、母体に負担がかかっているため、むくみやすくなってしまうといえます。

むくみやすいタイプの人は妊娠前までデスクワークが中心だった方や、接客などの立ち仕事をしていた方です。また、冷え性や運動不足の方、高齢出産の方も、妊娠中にむくみやすい傾向にあります。これは、身体の機能が低下してしまっているせいで、体内の水分をうまく排出できなくなっていることが原因です。反対に日頃から運動などで身体を動かしている方はむくみが気になることが少ない傾向にあります。

むくみの予防法とは?

おなかが重いからといって、まったく身体を動かさないのは良くありません。適度に座ったり立ったりを心掛けるようにしましょう。また、寝るときに足の下にクッションなどを置いて少し足を高くすると、脚がむくみにくくなります。ふくらはぎをマッサージすることもいいでしょう。

妊娠中はホルモンの影響で気持ちも身体も変化してしまうものです。急に身体がむくんでしまうと気になるものですが、出産後は自然と治っていくものなので、あまり気にし過ぎる必要はありません。逆にむくみを気にしすぎるあまり、激しい運動をしてしまったり食事を制限してしまったりすると、おなかの赤ちゃんにとって悪影響となってしまい危険です。赤ちゃんが成長している証ですので、深く考えすぎないようにしましょう。


2015/10/21

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事