帝王切開の傷

帝王切開の傷跡が治らないまま2人目妊娠しても大丈夫?

帝王切開での出産の場合、ママのお腹には手術の傷跡が残ります。人によっては傷跡が目立ってしまうことも。2人目の妊娠を望んでいるママからの相談に、産婦人科の看護師さんたちの答えとは?

ママからの相談:「帝王切開の傷跡が赤く盛り上がったまま治らない状態で、妊娠しても大丈夫?」

帝王切開の傷跡が赤く盛り上がり、まるでミミズがいるようになってしまいました。手術後は痛みもなくすぐに動けましたし、そのときの傷跡は線のようなものでした。出産から5カ月経ちましたが、たまに痛みを感じたり、かゆみを感じたりします。2人目が欲しいと思っていますが、次の妊娠は1年待つように医師から指示がありました。でも、5カ月経っても傷跡が治らないような状態で、また妊娠しても本当に大丈夫でしょうか?(30代・女性)

帝王切開の傷跡は、時間の経過で改善

体質によっては帝王切開の傷跡がケロイドになったりすることがあるそうです。傷口の炎症を抑えて跡を残りにくくする、医療用テープがあることも教えてくれました。

産後5カ月しても赤く盛り上がっているということは、質問者様はケロイドになりやすい体質なのかもしれません。(産婦人科看護師)
体質によっては、傷口がケロイドになったり赤い傷が残ったりしますが、時間の経過で薄くなっていきます。(産婦人科看護師)
退院時に、病院から傷口に貼るテープをもらわなかったでしょうか。サージカルテープやジェルシートという傷の回復を促すテープがあります。毎日貼り替える必要がなく、はがれたときや、テープが汚れたときに貼りかえるものです。これを貼ることで、傷口の炎症を抑え、傷跡が残りにくくなります。出産した病院に尋ねてみてください。(産婦人科看護師)

お腹に傷跡が残っていても、次の妊娠は可能

子宮の傷が回復していれば、表面の皮膚に傷跡があっても次の妊娠に問題はないそうです。また、次の出産も帝王切開の場合、ケロイド状になった皮膚を取り除いてもらうことも。

医師から1年といわれたのは子宮を休ませるためだと思われます。1年待てば妊娠することは問題ないですが、妊娠されるとお腹が大きくなる際にケロイドが大きく広がり、かゆくなっていくと思われます。それはどうしても仕方がないことなので、妊娠線予防クリームなどの使用や体重を増やしすぎないことが、ケロイドの広がりやかゆみの予防策になります。(産婦人科看護師)
次の妊娠を1年待つようにいわれたのは、子宮の傷が完全に回復するまでということです。子宮の傷が回復されていれば、表面に傷跡が残っていても妊娠可能です。次の出産も帝王切開になる可能性がありますから、その場合、お腹を切開するときに皮膚の表面の傷も取り除いてくれると思います。(産婦人科看護師)
次も帝王切開の場合は、ケロイドになった皮膚を取って、きれいに縫合することになります。そのときにケロイドを予防するお薬の処方など予防策がありますので、医師に相談してみるとよいでしょう。(産婦人科看護師)

子宮が回復していれば、お腹の皮膚に傷跡があっても次の妊娠に問題はありません。また、次に帝王切開で出産をする場合は、手術時にケロイドになった皮膚を取り除いてくれるそうです。その際は再びケロイドにならないように、医師に相談してみましょう。


2015/10/11

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