免疫

子どもに受けさせた予防接種、免疫は生涯持つの?

子どもの予防接種は任意のものも合わせると種類が多いですが、できる限り受けさせたいと考えるママも少なくないでしょう。しかし予防接種でできた免疫はいつまで持つのか、医師や看護師さんたちは何といっているのでしょうか。

ママからの相談:「予防接種でできた免疫はどのぐらい持ちますか?」

ロタウイルスやおたふくかぜなど、子どもには任意の予防接種も全て受けさせました。感染して重症化するのを防ぐために接種しましたが、水ぼうそうやおたふく風邪の場合だと予防接種をしても病気になったと聞いたことがあります。予防接種をすると免疫はどの程度持つのか、また大人になって感染すると重症化してしまう病気は予防接種を再度受けるべきなのでしょうか。(30代・女性)

必ずかからないというわけではなく、重症化を防ぐ

予防接種をしたから絶対に大丈夫というわけではなく、接種をしても病気にかかってしまうことはあるそうです。しかし、その場合でも予防接種を受けていないのと比べると、重症化することを防ぐことができます。

抗体ができるまでの期間や抗体ができなかった場合、またインフルエンザだとワクチンを接種した場合でも感染することがあります。しかし、その場合でも高い確率で重症化を防ぐことができます。(産科看護師)
予防接種の目的は、かかると重症化して命の危険や後遺症が残る可能性がある感染症を予防することです。そのために、病気を起こさない程度に弱い、または感染力のない病原体(抗原)を体内に入れ、その病気に対する抵抗力(抗体)をつけさせます。ですので、予防接種を受ければその病気に決してかからないというわけではなく、あくまでも重症化を防ぐことができるとお考えください。(内科医師)

ワクチンの効果については個人差が

抗体の持続性については、ワクチンの種類や本人の体質によっても変わってくるようです。インフルエンザなどは毎年流行の型が変わることが多いですし、その他にもワクチンの種類によって抗体の持続期間は異なります。

免疫はワクチンの種類や体質にもより、1回で生涯免疫がつく方もいれば1回では抗体ができず2回接種しなければならない方もいます。インフルエンザなら毎年ウイルスの型が変化するので毎年受けた方がよいですし、年齢を重ねるごとに抗体が減少することも多いので、再度、予防接種を受けるかどうかは事前に抗体検査を行って判断した方がよいでしょう。(産科看護師)
ワクチンによってどの程度、効力が持つかが違います。たとえばロタウイルスワクチンなら1~2年持つといわれており、B型肝炎ウイルスワクチンなら10~15年ともいわれています。(内科医師)
ワクチンの効果は一生涯続くこともありますし、免疫の反応の仕方でなかなか抗体ができにくい人もいます。たとえば、風疹ワクチンは子どもの頃に受けていても大人になって抗体を調べると消えていることもあり、もし妊娠中にかかってしまうと胎児が難聴などになる先天性風疹症候群という重篤な症状を起こすため、妊娠を希望するのなら妊娠前に抗体をチェックしてワクチンを接種すべきといわれています。 (内科医師)

予防接種の効果はその種類により大体の目安はあるものの、人によって変わってくるようです。しかし、病気にかかってしまっても重症化を防ぐことができるので、任意接種についても可能な範囲で受けておくとよいでしょう。


2015/10/12

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