手足口病

手足口病が治ったという保育園の友達と遊んでも大丈夫?

保育園や幼稚園に行き始めた子どもは、外でいろいろな病気をもらってくるもの。その名の通り、手足や口の中に発疹ができるという手足口病は、果たしてプールでも感染するのでしょうか。

ママからの相談:「手足口病の感染力と完治の目安について」

1歳と3歳の子育て中です。友人の子どもが保育園で手足口病をうつされたようです。その後、もう治ったというその友人からプールに誘われているのですが、水中感染が心配です。手足口病という病名はよく聞きますが、この病気はどの程度の感染力があるのでしょう。湿疹が消えたら完治と思っていいのでしょうか。(20代・女性)

手足口病とは

子どものいる家庭なら聞き慣れた病気である「手足口病」は、いったいどんな病気なのでしょうか。手足口病の概要を専門家に聞いてみましょう。

手足口病は5歳までの子どもに好発し、エンテロウイルス、コクサッキーウイルスの感染が主な原因です。手のひらや足の裏、口の中に発疹ができる病気なのですが、口の中では水疱ができ、痛みを訴える場合があります。(産科・婦人科看護師)
手足口病の潜伏期間は3~5日。初期症状として発熱が見られることがあり、その後1~2日で、発疹が現れます。症状が出てから1週間は、最も感染のリスクが高まります。(産科・婦人科看護師)
症状が出ている急性期を過ぎれば感染力は弱まりますが、感染してから2~5週間はウイルスが身体から排泄されている可能性があります。保育園などに行っているお子さんを、感染から1カ月も休ませることは難しいという実情から、子ども同士でうつってしまうことは非常に多いのが現状です。(内科医師)
発症してから1~2週間は感染の可能性があります。発疹が消え始めても、2週間ほどはウイルスが体内に残っており、感染する可能性があるとお考えください。(産科・婦人科看護師)

手足口病の感染経路

発疹が出ていればわかりやすいのですが、発疹のない潜伏期間中でも感染力があり、感染から1カ月も体内に残っているという手足口病のウイルス。その感染経路についてもぜひ知っておきましょう。

感染経路は経口感染、接触感染、飛沫感染です。まれですがプールでも感染の可能性はあるので、しばらくは感染者との接触は避けた方がいいでしょう。(産科・婦人科看護師)
手足口病の感染経路は飛沫感染、接触感染、糞口感染です。感染者のくしゃみや咳を吸い込む、感染した人が触ったドアノブなどに触れたその手で目をこすったり食べ物を食べる、感染している便を触った手などに残ったウイルスが口から入ってしまうケースが考えられます。水中感染は、まれです。(内科医師)
ウイルスは乾燥時の方が感染しやすいといわれています。プールなら湿気も多く、感染の可能性は比較的低い方でしょう。日常生活でも、ウイルスが残っている子どもに知らず知らずのうちに会っていると思います。お互い様なので仕方がないと気持ちを切り替えてみてはいかがでしょう。(内科医師)

感染経路から考えても、どうやら外に出ている限り、完全に防ぐことはできそうにないようです。子どもたちはいろいろな病気を乗り越えながら成長するものと、大らかに構えておくのがよいようです。


2015/10/14

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