恥骨痛

2015/10/14

産後も続く恥骨の痛み…自然に治る?対策が必要?

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産後も続く恥骨の痛み…自然に治る?対策が必要?

妊娠・出産で緩んでしまった骨盤の影響などで、産後も恥骨に痛みを感じる方は少なくないようです。骨盤ベルトを使用しても改善されず、歩くだけでも痛みが走るという悩みに対し、看護師さんたちは何とアドバイスをしているのでしょうか。

ママからの相談:「妊娠中から続く恥骨痛。産後は治ると思っていたが改善されません」

妊娠後期に入りお腹が大きくなり、股の真ん中、ちょうど恥骨の辺りに痛みを感じるようになり、立ったり座ったりするときや寝返りをうつときもズキーンと痛みが走るようになりました。出産後は治ると思っていましたが変わらず、歩いていても痛むようになり困っています。骨盤ベルトを使用しても、腰痛用なのかあまり効果を感じることはありません。時間とともに治っていくのか、それとも何か対策をした方がよいのでしょうか。(20代・女性)

産後の恥骨痛はホルモンの影響

妊娠中に分泌されるホルモンにより筋肉や靭帯が緩み、骨盤が開いていくために恥骨に痛みを感じることがあります。産後半年ほどで改善されるようですが、痛みが悪化することもあるので、放置しない方がよいでしょう。

大きくなった子宮に筋肉や靭帯が引っ張られて、骨盤に歪みが生じます。また、妊娠するとリラキシンというホルモンが分泌されますが、このホルモンが靭帯を緩めてしまうので恥骨周辺に痛みが起こります。下半身を冷やさないようにし、できれば湯船にゆっくり浸かってリラックスしてください。ほとんどが産後半年程度で改善されますが、改善されない場合は医師に相談してください。(産科看護師)
産後の恥骨痛は主にホルモンが原因といわれており、そのホルモンは赤ちゃんの成長や出産に対応できるように靭帯や筋肉を緩め、骨盤を広げる働きがあります。産後は、その緩みで骨盤に歪みが生じ恥骨痛が起きてしまうことがあります。産後6カ月までには治るといわれていますが、痛みをそのままにしておくと悪化してしまう可能性があります。(産科看護師)

自宅での骨盤体操や、整体を受診しても

骨盤ベルトの正しい使用法や骨盤体操などは、産院でも指導してくれます。自分では難しいと感じるようなら、整体院などで身体の歪みを診てもらうのもよいでしょう。

産後の骨盤の歪みは、早々に矯正を行わないと戻りにくくなるので、骨盤ベルトで少しきつめに固定してください。効果を感じないようなら助産師に締め方を指導してもらったり、家の中でもできるストレッチや骨盤体操を行ってください。やり方はインターネットでも紹介されていますし、産院でも指導してくれます。(産科看護師)
骨盤の歪みや緩みを整える必要があるので、骨盤専用ベルトの使用をおすすめします。産婦人科で購入を相談し、助産師や看護師に指導してもらうとよいでしょう。また時間の都合がつくようなら、整体院で身体を診てもらうことも改善への近道だと思います。(産科看護師)

歩くだけでも痛みがあるようなので、できれば早めに対処した方がよいかもしれません。骨盤ベルトや骨盤体操などでも改善されない場合は、産院に相談するか整体院で診てもらってはいかがでしょうか。


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